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米国、クリミアをロシアとして承認する可能性 - セマフォー
2014年のウクライナ・キーウでの西側が支援した
クーデターを受け、同地域はウクライナからの離脱を投票で決定した

 US could recognize Crimea as Russian – Semafor The region voted to leave Ukraine following the 2014 Western-baked coup in Kiev
 RT War in Ukraine #7279 17 March 2025

英語翻訳・池田こみち(環境総合研究所顧問
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年3月18日(JST)


2022年、ロシア・クリミア半島セヴァストポリでの軍事式典。
© Anna Sadovnikova / Sputnik

17 Mar, 2025 22:18

※注)Semafor(セマフォー)は、 BuzzFeed Newsの元編集長でニューヨーク・タイムズのメディアコラムニストであるベン・スミスと、ブルームバーグ・メディア・グループの元CEOであるジャスティン・B・スミスによって2022年に設立されたニュースウェブサイト。(Wikipedia En より)

本文

 米国はクリミアをロシア領と認めることを検討しており、国連にも同様の措置を要請する可能性があると、米国のニュースサイト「セマフォー」が月曜日、事情に詳しい二人の人物を引用して報じた。

 セマフォーによると、ドナルド・トランプ大統領はまだ何も決定していない。クリミアの地位に関する議論は、「政権が戦争終結に向けて推し進める中で浮上している多数の選択肢」に沿ったものだと同誌は伝えた。

 国家安全保障会議のブライアン・ヒューズ報道官はセマフォーに対し、ホワイトハウスは「そのような約束はしておらず、メディアを通じて(和平)合意の交渉を行うつもりはない」と述べた。

 「目標は変わっていない。殺し合いを止め、この紛争の平和的解決策を見つけることだ」とヒューズ氏は語った。

 クリミアは主にロシア系住民が住んでおり、米国が支援するウクライナの首都キーウでのクーデターにより、民主的に選出されたビクトル・ヤヌコーヴィチ大統領が失脚したことを受け、2014年にウクライナからの離脱とロシアへの編入を投票で決定した。国連は現在もこの地域をウクライナの領土と見なしている。

 トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は火曜日に電話会談を行い、米国が提案した30日間の停戦について話し合う予定である。プーチン大統領は先週、いかなる解決策も「危機の根本的原因」に対処しなければならないと強調した。また、ウクライナが戦場での一連の敗北の後、戦闘の一時停止期間を利用して軍備を補強するのではないかという懸念を表明した。

 モスクワは、恒久的な平和を実現するには、ウクライナがNATOへの加盟を諦め、恒久的な中立国になる必要があると主張している。また、ロシアはウクライナがクリミアと2022年にロシアへの併合を投票で決めた他の4つの地域に対する領有権の主張を放棄すべきだと主張している。

 ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は一時停戦を支持しているが、ロシアへの領土譲歩は一切排除している。トランプ大統領はゼレンスキー大統領が和平を望んでいないと非難し、条件を提示する「カード」を持っていないと主張した。


本稿終了


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