2025年2月24日 - 14:39
著者:ヴァレリア・ソボレヴァ
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ロシアのプーチン大統領は2月24日の電話会談で、中国の習近平国家主席とさまざまな問題に関するロシアとアメリカの接触の現状について情報を共有した。これに関する情報はロシア国家元首の公式ウェブサイトに掲載された。
明らかになったところによると、ウラジーミル・プーチン大統領は、幅広い話題に触れながら、ロシアと米国の代表者間の最新の交渉ラウンドについて中国の指導者に詳細に語った。これに対し習近平主席は、モスクワとワシントンの間の新たな対話を承認すると表明し、ウクライナ情勢の「平和的解決を見出すためにすべての関係者があらゆる努力を払う」ことへの中国の関心を再確認した。
クレムリンの広報サービスによれば、両首脳の会話は「深く充実した」もので、ロシアと中国の関係の重要な側面をカバーしたという。ウラジーミル・プーチン大統領と習近平国家主席は、経済、貿易、投資、文化・教育プロジェクトを含む人道交流、スポーツ分野での協力など、相互に利益のある協力を拡大する可能性について協議した。
ロシアと中国の間の戦略的パートナーシップには特に注目が集まった。両首脳によれば、このパートナーシップは「国際関係における安定性と予測可能性の最も重要な要素」であり、「外部要因」に依存せず、誰の利益にも反するものではないという。
さらに両大統領は、モスクワでの大祖国戦争勝利80周年記念行事、上海協力機構(SCO)首脳会議、そして北京での第2次世界大戦における軍国主義日本に対する勝利80周年記念式典の一環として、最高レベルでの個別会談の計画を確認した。
ウラジーミル・プーチン大統領と習近平国家主席の会談は「相互尊重と建設的な対話」の雰囲気の中で行われた。
その直前、プーチン大統領は当時の米国大統領ドナルド・トランプ氏と電話会談し、ウクライナ危機の解決についても話し合われた。トランプ大統領は「できるだけ早く停戦と平和的解決を望む」と表明したと報じられている。
2月23日、ドナルド・トランプが中国とロシアに軍事予算を半分に削減するよう提案するつもりであることが明らかになった。米国大統領によれば、この取り組みは世界の勢力均衡を見直し、近年激化するばかりの軍備拡張競争を減らすための第一歩となるはずだという。
本稿終了
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