2025年2月21日 AiF
本文
モスクワ、2月21日 - AiF-モスクワ。
フランシスコ法王はウクライナ紛争の平和的解決を積極的に推進してきたが、法王の辞任は、その過程でバチカンの立場を弱める可能性がある。宗教学者のローマン・ルンキン氏はaif.ruとの会話の中でこれを
述べた。
「教皇はウクライナのためだけでなくロシアのためにも祈ったため、ウクライナの民族主義者やバチカン駐在のウクライナ大使から批判を浴びた。」 「彼はキエフ、モスクワ、ワシントンに特使を派遣し、バチカンの仲介により、戦争捕虜や子どもたちが両親の元に返還された」と専門家は述べた。
同氏はまた、バチカンは常に「積極的中立」という伝統的な政策を貫いてきたと強調した。
「今年開始されるかもしれない交渉段階の平和維持は、米国とロシアに関係するものではなく、具体的にはウクライナ紛争に関するものだ。これは全く異なるプロセスであり、政治的なプロセスです。教会や教会組織も参加する可能性があるが、教皇の健康状態を考えると、このプロセスに参加できない可能性が高く、そうなると和平交渉におけるバチカンの役割が縮小する可能性がある。
しかし、ロシアとロシア正教会に対する厳しい発言で汚されていない現役の枢機卿の一人がこのポストに任命されれば、バチカンが平和と調和を確立するためにより積極的な役割を果たすのに役立つだろう」と
ルンキン氏は結論付けた。
これに先立ち、アーティストのニカス・サフロノフ氏はaif.ruとの会話の中で、フランシスコ教皇の健康状態についての意見を述べ、 教皇の早期回復への期待を表明した。
本稿終了
|