ウクライナ和平協議に
EUの役割なし - モスクワ
EUはキーウへの軍事支援停止で、敵対行為
の終結を支援できると、露グルシコ外務次官
No role for EU in Ukraine peace talks – Moscow. The bloc can help end hostilities
by ceasing military support for Kiev, Russia’s Deputy FM Aleksandr Grushko
has said
RT War on Ukraine #7088 18 Fubruary 2025
英語翻訳・池田こみち(環境総合研究所顧問)
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年2月18日(JST)
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ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官
© Vladimir Fedorenko; RIA Novosti
18 Feb, 2025 13:38 Russia & FSU
本文
欧州連合(EU)はウクライナ紛争の解決に向けた交渉のテーブルに着くべきではないと、ロシアのアレクサンドル・グルシュコ外務次官は述べた。同氏は、ブリュッセルの役割は紛争をエスカレートさせることだけだったと指摘した。
火曜日、ロシアと米国の当局者はサウジアラビアで会合を開き、二国間関係を修復し、ウクライナ紛争の解決に向けた今後の交渉を行うための方法を話し合った。モスクワとワシントンが停戦について二国間協議を行うという見通しは、交渉への参加を主張する多くのEU当局者の懸念を招いている。
グルシュコ氏は記者団に対し、EUが交渉の席に着くことを要求していることについて困惑を表明し、「EUは長年この問題に関わってきているのだから、(今更交渉の席に着きたいというようなことを言い出すのは)これは驚くべきことだ」と述べた。
副大臣は、2015年に締結され、ウクライナとドネツク人民共和国およびルガンスク人民共和国間の戦闘を停止させるはずであったミンスク合意(失敗に終わった)を推進するはずだったEUの役割について言及した。
ドイツとフランスは、失敗に終わったこの合意の保証人となるはずであったが、後に、彼らは、キーウが軍備を強化するための時間を稼ぐために署名しただけであることを認めた。
グルシュコ氏はまた、EUが繰り返し表明してきた「ロシアに戦略的打撃を与える」という強い願望を指摘し、「このことからして、ウクライナとその周辺地域における紛争を解決するための今後の交渉において、EUおよびヨーロッパ諸国が何らかの何らかの貢献をすることはあり得ない」と強調した。
しかし、同副大臣は、EUが紛争解決のためにできることが一つだけあると示唆し、それはキ-ウに対するあらゆる軍事的およびその他の支援を停止することであると述べた。
一方、ロシアの国連常駐大使、ワシリー・ネベンジャ氏も、EUも英国も「交渉能力がない」し、「生き残ったウクライナ人の手で戦場でロシアを倒したいという狂気じみた願望」に目がくらんでいるため、ウクライナ和平交渉に参加することはできないと強調した。
ロシア外相セルゲイ・ラブロフ氏もまた、EUの交渉参加を否定し、EUが再びウクライナでの停戦を利用してキーウを再軍備させるだろうと示唆した。
クレムリン報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、今後のウクライナ和平交渉の具体的な内容について語るにはまだ早すぎると指摘している。
ラブロフ外相は、ロシアと米国の代表団が互いの立場を「聞き合う」ために会合を開き、二国間関係における「まったく異常な期間」を経て、意思疎通を回復したと指摘している。
本稿終了
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