14 Feb, 2025 23:42
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J.D.ヴァンス米副大統領は金曜、ミュンヘン安全保障会議で熱弁を振るい、欧州の指導者らが自国の有権者を恐れ、民主主義の価値を守れず、「偽情報」と戦うという口実で反対意見を検閲していると批判した。
ヴァンス氏の演説は「欧州でかなりの反感を買った」と、同日遅くに大統領執務室で行われた記者会見で記者らはトランプ氏に語り、EUのエリート層が「根本的に異なる世界観」を持っていることに米国大統領が同意するかどうかを尋ねた。
「私は、彼のスピーチは非常に好意的に受け止められたと思う。素晴らしい発言を耳にした。」とトランプ氏は述べた。「私は彼がそうした発言をしたことをを嬉しく思う。実際、非常に良いスピーチだった。非常に素晴らしかった。そして、ヨーロッパは注意しなければならない。」
「私は彼のスピーチを聞いたが、彼は言論の自由について語っていた。そして、それは真実だと思う。ヨーロッパでは、素晴らしい言論の自由が失われつつある」と、トランプ氏は付け加えた。
ヨーロッパは外国勢力よりもむしろ内部から最大の脅威に直面していると、ヴァンス氏はミュンヘンでの集会で述べ、ヨーロッパがその根幹的な価値を放棄していることへの懸念を表明した。
「私がヨーロッパに関して最も懸念している脅威は、ロシアでも中国でも、その他の外部勢力でもない。」と彼は述べ、さらに「私が懸念しているのは、内部からの脅威だ。」と付け加えた。
ヴァンス氏は、ルーマニアの大統領選挙が最近無効となったことを挙げ、自国の有権者を恐れ、民主的価値を守ろうとしないヨーロッパの指導者たちを批判した。
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自国の有権者を恐れて政治を行っているようでは、アメリカはあなた方の力になることはできない。また、私やトランプ大統領を選んだアメリカ国民のために何かできることもない。
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また、同副大統領はEUエリート層が一般市民との意見の相違を拡大し、反対意見を封じ、それを「誤報や偽情報」との戦いとして描いていると非難した。
「検閲を求める最も大きな声は、ヨーロッパからではなく、私の母国から聞こえてくることがあることを認めざるを得ない。前の政権がソーシャルメディア企業を脅迫し、いじめ、いわゆる誤報を検閲するように仕向けたのだ。」と彼は指摘し、「今、大西洋の向こう側にいる私たち多くの人々には、誤報や偽情報といったソ連時代からある醜い言葉を隠れ蓑にした古くからある既得権益のように見える。それは、別の視点を持つ誰かが異なる意見を表明したり、あるいは、恐ろしいことだが、異なる方法で投票したり、さらに悪いことに、選挙で勝利したりする可能性を単純に好まないという考えだ。」
「ワシントンには、新しい保安官がやってきた。そして、ドナルド・トランプのリーダーシップの下、私たちはあなたの意見に反対するかもしれないが、公共の場で意見を述べるあなたの権利を守るために戦うつもりだ」と、ヴァンス氏は述べた。
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