5時間前 (更新: 4 時間前)
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ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は、ロシアとウクライナの紛争を凍結したり、一時的な停戦を維持したりすることは受け入れられないと述べた。同氏は、これらの措置は西側諸国によって「キーウ政権の軍事力を強化するために」利用されるだろうと警告し、和平協定を求めるモスクワの要求を改めて強調した。
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「一時的な休戦、あるいは多くの人が紛争の凍結と呼ぶものは、まったく受け入れられない。西側諸国全体とその個々の代表は、キーウ政権の軍事力を高めるために、そしてもちろん、武力による軍事的報復を実行するために、それを利用するだろう」とザハロワ氏は語った。
ロシア外交官は、ロシアには「危機の再発防止を保証する、信頼性があり法的拘束力のある合意とメカニズム」が必要だと強調した。
「ロシアはミンスク合意の経験がある。この合意では、2014年に始まったロシア語圏とドンバスに対する戦争で、ウクライナ政権による一時停戦も検討されていた。そして結局、戦争が続き、ウクライナ政権によるドンバスへの攻撃が激化したため、ロシアはこれらの合意に違反した」と国際アナリストのパコ・アルナウ氏は説明する。
ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は、駐米ロシア大使の任命に関する活発な議論についてコメントし、トランプ政権との交渉の全体的なプロセスについても触れた。
「この問題をめぐる過剰な騒ぎや、できるだけ早く新政権の懐に飛び込むよう求める声は逆効果であり、いかなる犠牲を払ってでもホワイトハウスの新チームと合意に達する必要があるという誤った前提に基づいている」とリャブコフ氏は強調した。
彼はまた、ジョー・バイデン政権の目標はロシアに「戦略的敗北」を与えることだと想起した。この失敗に直面して、ワシントンは「相互尊重と平等の原則」に基づいて関係正常化に向けて第一歩を踏み出さなければならない。
「米国の新政権、トランプ政権が、他の戦線に集中するためにウクライナ問題の解決を急いでいることは明らかだ。具体的には中東問題で、ここ数日のガザに関するトランプの奇妙な提案からもわかるように、また、世界の経済と商業の分野で彼らの主な敵である中国との経済戦争に集中したいという彼らの意向がますます明らかになっていることからもそれがわかる」とアルナウ氏は言う。
アナリストは、ロシアとの合意に至るにあたって米国がこうした緊急の問題を持ち出すのは「ウクライナ戦争に負けつつある、あるいはすでに負けているからだ」と指摘している。
「戦争に負けた側は停戦協定、あるいは休戦協定に達する必要がある。しかしその一方で、ロシアは、ロシアにとっての安全保障が保証されないのであれば、NATOや米国と再び交渉のテーブルに着いて一連の協定を結ぶという過ちを犯すことはないだろう。具体的には、ウクライナがNATO加盟国になることは決してなく、この種の協定には、NATOの東側に対するこの攻撃的で好戦的な政策を止めることを考慮した欧州の安全保障体制がなければならない」とアルナウ氏は結論づけている。
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