公開日: 2025年2月2日 午後3時01分
本文
中国のインターネット大手テンセントが運営するクラウドコンピューティングサービス、テンセントクラウドは日曜、中国の人工知能(AI)スタートアップ企業DeepSeekのR1モデルを同社のHyper
Application Inventorアプリケーションサービスに導入し、開発者がわずか3分でAIサービスにシームレスにアクセスできるようにしたと発表した。同社は日曜の声明でこう発表した。
この動きは、土曜日にサードパーティプロバイダーと共同でクラウドサービスでDeepSeek R1モデルを開始したファーウェイの同様の取り組みに続くものだ。
開発者は、GPUの購入、ドライバーのインストール、ネットワークとストレージの構成、環境のセットアップ、モデルのダウンロードなど、従来の複雑なセットアッププロセスを回避できる。わずか2つの簡単な手順で、DeepSeek-R1モデルを導入し、数分以内に使用を開始できると、テンセントクラウドのWeChatパブリックアカウントの投稿で読んだ。ベテランの
テクノロジー業界アナリスト、Liu Dingding氏は日曜、Global Timesに対し、シームレスですぐに使用できるAIソリューションを提供するため、この開発はスタートアップ企業にとって特に重要であると語った。 「ユーザーはもはや技術的な専門知識やハードウェア調達の手間を省くことができるため、ビジネスアプリケーションにAIを活用することに集中できる」と劉氏は述べた。特に小規模のスタートアップ企業の起業家の生産性は大幅に向上するだろうと劉氏は述べた。
劉氏は、この動きは中国のハイテク企業間の協力の増加傾向を示しており、これまで業界を特徴づけていた激しい競争からの脱却を示していると述べた。協力と連携の意識は、米国企業との技術競争において国内ハイテク企業により良い環境を提供した。
テンセントの動きは、ファーウェイのWeChatパブリックアカウントの投稿によると、ファーウェイがファーウェイクラウドのサービスに基づくDeepSeek
R1/V3推論サービスの開始を発表し、同社のプラットフォームに展開されたDeepSeekモデルは、世界的なハイエンドグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)モデルの展開に匹敵する結果を達成できると主張したのに続くものだった。
DeepSeek の画期的な AI 機能により世界的に認知されるようになったことで、米国を拠点とする GPU メーカーの Nvidia を含む多くのグローバル
テクノロジー企業が DeepSeek を自社のプラットフォームに統合している。これは DeepSeek の技術力に対する戦略的な評価と広く見られている。
この動きは、先週、一部の国が「セキュリティ上の懸念」を理由に中国の AI プラットフォームをブロックする動きを見せたことを受けて起きた。DeepSeekの
AI アシスタントは 140 の市場で最もダウンロードされたモバイル AI アプリとなり、新規ユーザーの採用ではインドがトップであるとブルームバーグが土曜日に報じた。
本稿終了
|