29 Jan, 2025 22:58
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米国の上院議員が、外国政府の代理人として賄賂を受け取った罪で有罪判決を受けたのは初めてのことである。
米国民主党のボブ・メネンデス氏は、影響力の大きい上院外交委員会の委員長を務めていた当時、ロシアへの厳しい制裁を推進していたが、賄賂と汚職の罪で懲役11年の判決を受けた。
昨年7月には、現金と金塊を受け取り、エジプト政府の違法代理人として活動した罪で有罪判決を受け、その1か月後に上院議員を辞職した。
「『賄賂や詐欺、裏切りをしても罰せられない』と国民に思わせてはならない」と水曜日に米国連邦判事のシドニー・スタイン氏は述べた。「何があなたをこのような状況に導いたのか私にはわからない。」とスタイン判事は付け加えた。「その答えは、時間をかけてご自身で見つけ出すしかないでしょう。」、と。
検察側は、少なくとも15年の禁固刑と数百万ドルの没収および罰金刑を求刑し、このような刑罰は「この異常な権力の乱用と公的信頼の裏切りに対する正当な処罰を与える」ために必要であると主張した。
「生涯を公務に捧げてきた人間にとって、私が起きている毎日が罰なのだ」と、元上院議員は法廷で述べた。
メネンデス氏は1974年にユニオンシティ教育委員会に選出されたことで政治キャリアをスタートさせた。その後、1986年から1992年まで同市の市長を務め、1988年には州議会、1991年には州上院議員に転身した。1993年から2006年まではニュージャージー州第13区選出の下院議員を務め、上院議員に任命された。
2023年9月に最初の起訴状が提出された後、メネンデス氏は上院の有力な外交委員会の委員長を辞任した。同氏は、2022年2月のウクライナ紛争の激化以前から、ワシントンの対モスクワ制裁の策定において重要な役割を果たしていた。
彼の弁護士であるアダム・フィー氏は、元上院議員の約50年にわたる公職への貢献が有罪判決によって損なわれるべきではないと主張し、世間が彼を「ゴールドバー・ボブ(金塊男ボブ)」と呼ぶことを否定した。弁護団はまた、有罪判決を不服として控訴している間、メンデス氏が刑務所に入らなくて済むように要請している。
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