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プーチン:2020年の米国選挙が盗まれなければウクライナ危機は避けられた
Putin: Ukraine Crisis Could Have Been Avoided if 2020 US Election Wasn't Stolen
Sputnik International(国際)
War on Ukraine#6908 25 January 2025

ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年1月25日(JST)

トランプ大統領に忠誠を誓う抗議者たちが、2021年1月6日にワシントンの国会議事堂を襲撃。 - スプートニク・インターナショナル、2025年1月24日 © APフォト/ジョン・ミンチロ

10時間前

本文

 モスクワ(スプートニク) - ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は金曜、両国が関心を持つあらゆる分野についてドナルド・トランプ米大統領と冷静に協議する用意があると述べた。

 「我々は、今日の現実を踏まえ、米国とロシア双方の関心事であるすべての分野について冷静に話し合うために会うべきだ。我々は準備はできているが、繰り返すが、これはまず第一に現米政権の決定と選択にかかっている」とプーチン大統領はモスクワ国立大学訪問中に語った。

 プーチン大統領は、ロシアは経済問題を含め、米国政権と多くの接点を持つことができると述べ、ロシアと米国は経済とエネルギー問題で話し合うべきことがたくさんあると付け加えた。

 「ロシアとアメリカの経済に共通する特徴は何か? 我々はエネルギー資源の最大の生産国の一つであるだけでなく、最大の消費国でもある。これは、我々の経済にとってもアメリカの経済にとっても、価格が高すぎることは悪いことだ。なぜなら、国内で生産する必要があるからだ。エネルギー資源を使うには、国内で他の製品を生産する必要がある。そして、価格が低すぎることも非常に悪いことだ。なぜなら、エネルギー会社の投資機会を損なうからだ」と彼は語った。

 プーチン大統領は、トランプ大統領とは常に実務的かつ現実的な関係を築いてきたと述べ、モスクワは協力する意欲についてのトランプ大統領の発言を歓迎し、引き続き協力する姿勢を維持していると述べた。

 「ロシアに追加の制裁を課す可能性があると聞いても、彼が米国経済自体に損害を与えるような決定を下すとは思えない」とプーチン大統領は述べた。

 プーチン大統領は、トランプ氏は「知的な人物であるだけでなく、現実的な人物でもある」と付け加えた。

 プーチン大統領は、ジョー・バイデン前米大統領政権はロシアとの接触を拒否したが、それはモスクワの責任ではないと指摘した。さらに、ロシアは対外貿易取引で米ドルの使用を拒否したことは一度もない。


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 「我々はドルを放棄したわけではない。ドルを決済通貨として使えないようにしたのは、前米政権のせいだ。この決定は米国に多大な損害を与えたと思う」とプーチン大統領は語った。

ウクライナ危機

 ロシア大統領は、ロシアはウクライナ紛争に関する協議の用意はあるが、注意すべき問題があると付け加えた。問題は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がロシアとの和平協議を自ら禁止していることだ。

 「キエフの現政権指導者が、まだかなり正統だったころに、交渉を禁止する法令に署名したことはよく知られている。交渉が禁止されているのに、どうして今交渉を再開できるのか」とプーチン大統領は語った。

 プーチン大統領は、この禁止措置がまだ施行されている限り、キエフとのいかなる対話についても真剣に話し合うことは難しいと付け加えた。

 「しかし、この禁止措置が解除されない限り、交渉が適切に開始され、そして最も重要なことに、締結されるかどうかは難しい。もちろん、予備的な概要を作成することは可能だが、ウクライナ側の禁止措置の条件下では、真剣な交渉を検討するのは非常に難しい」とプーチン大統領は述べた。

 プーチン大統領は、キエフ当局はスポンサーから数千億の資金を受け取っており、キエフ政権の同じスポンサーがゼレンスキー大統領に会談禁止を解除するよう強制すべきだと考えていると付け加えた。


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 ロシア大統領はまた、もしトランプ氏が2020年に米国大統領に再選されていたらウクライナ危機は避けられただろうという点でもトランプ氏に同意すると付け加えた。

 「もし彼が大統領だったら、2020年に勝利が奪われていなかったら、 2022年にウクライナで勃発した危機はおそらく決して起こらなかっただろうという点については、私は彼に同意せざるを得ない」とプーチン大統領は示唆した。


本稿終了