イラン・ロシアのパートナーシップ：安全保障、貿易、教育のゲームチェンジャー
Iran-Russia Partnership: Game-Changer for Security, Trade and Education
Sputnik International
War on Ukraine #6857 1７ January 2025
ロシア語翻訳・青山貞一（東京都市大学名誉教授）
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年1月17日(JST)
イラン大統領マソウド・ペゼシュキアンとロシア大統領ウラジーミル・プーチン - スプートニク・インターナショナル、1920年、2025年1月17日
© スプートニク / プール/メディアバンクへ
4時間前 (更新: 4 時間前)
本文
テヘラン（スプートニク） - ロシアとイランの包括的戦略協力に関する合意は、中東の安全保障分野における両国の協力に影響を与えるだろうと、ロシア駐在イラン大使のカゼム・ジャラリ氏はスプートニクに語った。
「イランはこの地域で強力で影響力のある国であり、ロシアは大きく強力な国であるため、間違いなく影響が出るだろう。したがって、私たちとロシアが地域の安定と安全を維持するために全力を注いできたし、今後も注力していくのは当然だ」とジャラリ氏は語った。
ロシア、イラン、中国はオマーン湾と北インド洋で1週間にわたる大規模演習を実施。ロシア国防省のビデオのスクリーンショット。 - スプートニク・インターナショナル、1920年、2025年1月14日
ロシアとイランの戦略的パートナーシップ協定は、誰かを標的にしたものではない - ラブロフ外相 1月14日 午前10時39分
ジャラリ氏によれば、領土保全の尊重に関する条項も含まれるこの協定は47条と序文から成り、両国間のバランスの取れた協力を確保するために実施される。イランによるこの文書の批准手続きでは、政府が議会に承認を求めることが想定されている。
カゼム・ジャラリ氏は、テヘランとモスクワの間の包括的戦略的パートナーシップ協定は二国間関係の拡大と深化に貢献するだろうと述べた。
同大使は「さまざまな分野で両国関係の道筋が広がると思う。今回の協定は両国関係の拡大と深化に間違いなく大きく貢献できるだろう」と述べた。
モスクワとテヘランは新たなパートナーシップ協定により、今年の二国間貿易の記録を更新する可能性があると、駐ロシア・イラン大使のカゼム・ジャラリ氏がスプートニクに語った。
「私は、これ（貿易の新記録達成）はいくつかの理由で実現するだろうと考えている。我々は現在、経済分野のいくつかの分野で真剣に協力している。その一つは、現在、戦略的（パートナーシップ）協定に署名中であり、この協定は我々の経済関係の（プロセスの）一部を促進・加速することができる。二つ目は、BRICSにおける協力であり、三つ目は、SCO（上海協力機構）における協力である。しかし、最も重要なのは、我々がユーラシア（経済）連合諸国と署名した自由貿易協定であり、ロシア経済はユーラシア連合最大の経済である。今、2025年からは、私が言及したこれらのいくつかの分野で我々の経済関係を発展させる可能性がある」と大使は述べた。
イランのマスード・ペゼシュキアン大統領のモスクワ訪問中、イランとロシアの当局は戦略的パートナーシップ協定のみに署名する予定であると、駐ロシアイラン大使が明らかにした。
「今回の訪問では包括的なパートナーシップ協定のみが締結されることを決定したが、両国当局が時間をかけて署名することになる様々な分野の協定もある」とイラン大使は述べた。
テヘランの予測によれば、2024年のイランとロシアの貿易額は40億ドルを超えるだろうとカゼム・ジャラリ氏は語った。
「2024年の貿易取引高の結果はまだ受け取っていないが、我々の予測によれば、貿易取引高は40億ドルを超えるだろう。もちろん、ロシア税関による統計の発表を待たなければならない」とイラン外交官は語った。
ジャラリ氏は、イランとロシアの協力協定には教育と文化交流の連携強化に関する条項が含まれていると述べた。
「ところで、この協定は包括的であるため、文化協力の問題も含まれている。特に、教育分野での協力、学生と教師の交流、特に新しい技術分野での協力など、これらすべてがこの協定で想定されている」とイラン外交官は述べた。
これに先立ち、ロシアとイランは包括的戦略パートナーシップ協定に合意した。ジャラリ氏によると、領土保全の尊重に関する条項も含まれるこの協定は47条と序文から成り、両国間のバランスの取れた協力関係を確保するために実施される。イランによるこの文書の批准手続きでは、政府が議会に提出して承認を得ることになっている。
クレムリンは、ロシアとイランのウラジーミル・プーチン大統領とマソウド・ペゼシュキアン大統領の会談が1月17日に開催されると発表した。両首脳は、二国間協力の拡大の見通しや現在の地域および国際問題について話し合う予定。会談後、両大統領はロシアとイランの包括的戦略パートナーシップ協定に署名し、報道陣に声明を発表する予定。この新しい協定は、2001年にモスクワで調印された、関係の基礎と協力の原則に関する現在の二国間文書に代わるものである。
本稿終了
|
|