2025/01/13
本文 選挙結果 出典:ロイター
ザグレブ 12日 ロイター] - クロアチアで12日、大統領選の決選投票が行われ、現職のミラノビッチ大統領がプリモラツ元教育・科学相を抑え、再選を果たした。
選挙管理委員会によると、開票98.65%時点でミラノビッチの得票率は74.58%、プモラツ氏は25.42%。 投票率は44.15%だった。
ミラノビッチ氏は支持者を前に感謝の言葉を述べ、「きょうは私にとって重要な日だ。この勝利は私の仕事に対する評価で、人々の信頼の証だと考えている」と語った。
中道左派の野党「社会民主党」の党首でもあるミラノビッチ氏は欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)のウクライナ支援に反対する姿勢を示しており、外交・公共政策を巡ってプレンコビッチ首相と対立してきた。
大統領は外交政策、防衛、安全保障に関する発言権を持つものの、法律に拒否権を行使できないなど権限は儀礼的なものにとどまる。
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2025/01/12 / 08:00
本文 事前予想 RTVI(ロシア語)
1月12日の日曜日、クロアチアで第2回大統領選挙が行われる。
2期目に立候補している現共和国首長ゾラン・ミラノビッチ氏と元科学・教育・スポーツ大臣ドラガン・プリモラツ氏が参加した。ポリティコは、人種的人気のミラノビッチ氏を「クロアチアのトランプ」、「NATOと欧州連合の辛辣な批判者」、そしてウクライナへの軍事援助の反対者と呼んでいる。
新年直前の12月29日に行われた第1回投票の結果によると、ゾラン・ミラノビッチ氏が得票率49.09%、ドラガン・プリモラック氏が19.35%を獲得した。
現大統領(元首相)のゾラン・ミラノビッチ氏は、以前党首を務めていた野党・社会民主党の支援を受けて、無所属の候補者として出馬している。元医師、遺伝学者、法医学者であり、ペンシルベニア州を含むいくつかの大学の教授でもあるプリモラック氏は、中道右派のクロアチア民主連邦の支持を確保している。彼にはミラノビッチに勝つチャンスはほとんどない。
2024年はクロアチア人にとって「スーパー選挙」の年だった。クロアチア人はすでに6月の欧州議会選挙、4月の国会早期選挙、12月の大統領選挙の第1回投票に投票していた。
ポリティコが指摘しているように、昨年の春、ミラノビッチ氏は「与党の閣僚30名以上が辞任または解任された一連のスキャンダルを利用しようとした」。その後、首相に戻るために大統領の職を放棄しようとしたこともあった。
ミラノビッチ氏が再び勝利すれば、クロアチアは大統領と現在親欧州派のアンドレイ・プレンコビッチ氏が率いる首相の間で分裂し、政治的に敵対関係が続くことになる。ミラノヴィッチは彼を「ウルスラ・フォン・デア・ライエンの使い走り」と呼んでいる。
プレンコビッチ氏もウクライナへの軍事支援を支持しているが、ミラノビッチ氏はこれに反対しており、同時に西側の対ロシア制裁は「不条理」だと批判している。
クロアチアにおける大統領の権限は限られているが、10月にゾラン・ミラノビッチは最高司令官として、1万5000人のウクライナ兵士を訓練するNATO訓練任務へのクロアチア兵士の参加を阻止した。
ミラノビッチは右翼国家主義者と呼ばれることが多いが、クロアチアのウスタシャ・イデオロギーの断固たる反対者としても知られている。
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