2025-01-07 08:16
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フィナンシャルAP通信、1月7日(ビアン・チュン編集長)カナダのジャスティン・トルドー首相が辞任を発表した後、トランプ次期米大統領は再び米国とカナダを「合併」する考えを提起し、もしそうであれば次のように指摘した。カナダが米国に加盟すると、関税は課されなくなる。
「多くのカナダ人は米国の51番目の州であることを気に入っている。米国はもはやカナダが生き残るために必要な巨額の貿易赤字と補助金を容認できない。ジャスティン・トルドー首相はこれを承知しており、辞任した」とソーシャルメディアへの自作自演で述べた。プラットフォームTruth
Social。
「もしカナダがアメリカと合併すれば、関税はなくなり、税金は大幅に下がり、常に周囲を取り囲むロシア船の脅威から完全に安全になるであろう。団結すれば、これはなんと素晴らしい国になるであろう!」とトランプ。
トルドー首相は月曜、今年後半のカナダ総選挙に先立って辞任すると発表した。関税を巡るトランプ大統領との緊張が高まる中、自由党は世論調査で低迷している。ここ数日、自由党議員らはトルドー首相に辞任して新しい人物に道を譲るよう圧力をかけ続けている。
「国政選挙を通じて次期党首が選出されたら、私は党首および首相を辞任するつもりだ。この国は次の選挙で真の選択をするに値し、もしできるなら辞任するということを私は明確にした」内部抗争にも対処しなければならないとしたら、その選挙で最良の候補者にはなれない」とトルドー首相は語った。
トルドー首相はカナダ首相を9年間務め、自由党を11年間率いてきた。ここ数日、同氏は主要閣僚の辞任やトランプ大統領の関税計画との対立など、ますます危機に直面している。
トルドー首相は、トランプ大統領が関税引き上げを主張すれば報復すると述べ、両国間の協力はさらに困難になると述べた。
先月、トルドー首相の側近でカナダ副首相兼財務大臣のクリスティア・フリーランド氏が突然辞任し、トランプ大統領がカナダに関税を課すという政治的スタントを脅迫したことで「コストがかかる」とトルドー首相を厳しく批判する公開書簡を発表した。フリーランド氏の辞任はトルドー政権の混乱に拍車をかける。
トルドー首相の辞任を受け、カナダ自由党は後継者探しに熾烈な選挙運動を展開することになる。自由党議員らは水曜日に緊急会合を開く。
(ビアン・チュン、Financial AP通信)
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