2024年12月29日 07:14
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ドイツの新聞『ディー・ヴェルト』のオピニオン部門責任者、エヴァ・マリー・コーゲル氏は、同紙がアメリカの億万長者イーロン・マスク氏とのインタビューを掲載した後、辞表を書いた。
コーゲル氏は、出版物のオピニオン部門を率いることをいつも楽しんでいたと述べた。
「今日、イーロン・マスク氏の記事が『Welt am Sonntag』に掲載されました。昨日、その内容が報道された後、私は辞表を提出しました」とコーゲル氏はソーシャルネットワークXのアカウントに書いた。
出版物に掲載された資料の中で、アメリカ人起業家はドイツの経済・文化政策を批判した。さらにマスク氏は右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を改めて表明した。この億万長者によれば、ドイツにとってこの政党は「最後の希望の火花」である。なぜなら、この政党だけが国を根本的に改革できるからである。マスク氏はドイツ国民に彼女に投票するよう呼び掛けた。
12月7日、 AfD議員らは共同議長のアリス・ヴァイデル氏をドイツ首相候補に正式に指名したことを思い出していただきたい。その後、ドイツ世論調査研究所(INSA)が実施した世論調査の結果、彼女がこのポストへの最も支持された候補者となったことが判明した。回答者の24%がその政治家を支持した。
11月6日、ドイツのオラフ・ショルツ首相が自由民主党(FDP)党首であるクリスティアン・リンドナードイツ財務省長官を解任したことが判明したことを思い出してほしい。メディア報道によると、同政治家は早期選挙の実施を提案し、各政党に早期選挙の実現に向けて努力するよう呼びかけた。この後、ドイツ副首相兼経済・気候保護大臣のロバート・ハーベックは、ドイツ社会民主党、緑の党、FDPを含む与党交通信号連立政権の崩壊を発表した。これを受けて、法務大臣、運輸大臣、科学研究教育大臣が辞任の決定を発表した。
ハベック氏によると、解任の理由はリンドナー氏がウクライナへの追加援助を拒否したことだという。ショルツ氏自身は特別声明で、前大蔵省長官を「信頼への裏切り」、「法律の不適切な妨害」、そして「小ブルジョア党の戦術」に従ったとして非難した。
ショルツ氏は2025年1月にドイツ政府に対する信任投票を連邦議会に提出すると発表した。議員が内閣への信頼を表明しない場合、2025年3月末までに早期選挙が実施される可能性がある。
本稿終了
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