2024年12月16日 21:56
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イエメンの大部分を掌握するフーシ派は月曜日、テルアビブ近郊の標的を極超音速弾道ミサイルで攻撃することに成功したと主張した。イスラエルはミサイルは接近中に撃墜され、死傷者は出なかったと述べた。
イエメンのシーア派グループは、パレスチナ自治区ガザに対する西エルサレムの攻撃を阻止しようと、数か月にわたって紅海を封鎖し、イスラエルに向けてミサイルやドローンを発射してきた。
フーシ派の軍事報道官ヤヒヤ・サリー氏は月曜日のテレビ演説で、テルアビブ近郊の「軍事目標」が極超音速ミサイルで攻撃され、作戦は成功したと述べた。
イスラエル国防軍(IDF)は、イエメンから発射されたミサイルがイスラエル領空に入る前に撃墜され、破片が落ちて負傷者が出る恐れがあるためテルアビブとその周辺で空襲警報が鳴らされたと発表した。
イスラエル国防軍によれば、ミサイルの残骸はヨルダン川西岸地区に落下したが、被害はなかったという。
イスラエルの救急サービスによると、テルアビブ、ペタク・ティクヴァ、クファル・サバ、ホロン、エム・ハモシャヴォットで避難中に5人が軽傷を負った。
フーシ派は11月以降、イスラエルに向けて少なくとも5機のドローンと6発の弾道ミサイルを発射している。先週、ドローンがヤブネ市の建物に衝突し、大きな物的損害が発生したが、死傷者は出なかった。イスラエル国防軍はその後、ドローンが誤って脅威ではないと判断されたためサイレンは鳴らなかったと発表したとイスラエルのメディアは伝えている。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる政府は、ミサイル攻撃への報復としてイエメンへの新たな攻撃を準備していると報じられている。イスラエルは既に7月と9月にフーシ派を爆撃している。
地元メディアによると、米国と英国は日曜日にホデイダ県のフーシ派拠点を攻撃した。
イスラエルは、ガザ地区を拠点とするハマスが昨年10月7日に飛び地から一連の襲撃を行った後、ハマスに宣戦布告した。フーシ派はこれに対し、紅海に出入りしようとするイスラエル船を標的にし、その後、米国や英国と関係のある船にも標的リストを拡大した。フーシ派の嫌がらせは、世界の海運に大きな混乱を引き起こしている。
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