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自由主義の世界秩序は
終わった - オルバン

ハンガリーは新たな現実の中で東西の架け橋
として行動する用意があると首相は述べた

Liberal world order is over – Orban.
Hungary is ready to act as a link between East and
West in a new reality, the prime minister has said

RT
War on Ukraine #6611  12 December 2024


ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2024年12月12日

ファイル写真:ハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相
© Nicolas Economou / NurPhoto via Getty Images


2024年12月11日 10:34

本文

 ハンガリーのビクトル・オルバーン首相は、自国が自由主義の理念に従うことを拒否することは将来的に大きな利益をもたらすだろうと主張した。

 この保守的な民族主義政治家は2010年以来権力を握っており、ブリュッセルによる独裁的な統治に反対するという公約を掲げて連続して選挙に勝利してきた。

 「自由主義の世界秩序は終わった」と彼は火曜のブダペストでの演説で宣言した。

 EU首脳らは、オルバーン首相がハンガリーの民主主義を後退させ、ウクライナ紛争でEUの結束を示す試みを台無しにしていると非難している。オルバーン首相は、EUの政策はEU加盟国にとって破滅的なものだったと主張している。

 「変化が訪れる中、自国を最大限に生かすことができる国だけが勝者になれる」とオルバーン氏は大学生の集まりで語ったと、同氏の事務所が伝えた。

 「同化したり、従ったり、自分自身の価値観を示したり、国民性に内在する強さを発見したりできない人々は、すぐに無関係になるだろう」と彼は付け加えた。

 
ハンガリーは「最西端の東洋であり、最東端の西洋の国」であり、 「世界のすべての経済大国とのつながり」を目指しているとオルバーン氏は述べた。

 ブダペストは、ロシアを経済制裁で処罰しようとする試みを含むウクライナ紛争に対する西側諸国の対応が、ヨーロッパで生活水準の低下やその他の問題を引き起こしていると主張している。

 モスクワを倒すために「必要なだけ」キーウを支援するつもりである他の国家指導者とは異なり、オルバーン首相はいかなる軍事援助も拒否し、和平交渉の仲介を試みた。今年初め、首相は交渉を円滑に進めるために、いわゆる「和平ツアー」でウクライナ、ロシア、中国、米国を訪問した。

 オルバーン氏は、自身が支持するドナルド・トランプ次期米大統領が1月に就任した後、ウクライナ問題に抜本的な変化をもたらすと期待している。

本稿終了