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クレムリン、シリアへの
軍事支援についてコメント

モスクワはシリアとジハード主義勢力を撃退するために
必要なことを協議しているとペスコフ氏が述べた

Kremlin comments on military assistance to Syria. Moscow is discussing with Damascus what it needs to beat back jihadist forces, spokesman Dmitry Peskov has said
RT
 War on Ukraine #6554 5 December 2024

英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授環)
独立系メディア E-wave Tokyo 2024年12月6日

© ヴラド・カルコフ/ゲッティイメージズ

2024年12月5日 12:40

本文

 ロシア政府はシリア情勢を分析し、シリアがジハード主義者の攻撃に対処するためにどの程度の支援が必要かを判断していると、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏が木曜に述べた。

 テロ組織ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)率いる過激派部隊は先週、イドリブ県の拠点からアレッポ県を標的とした奇襲攻撃を開始した。シリア政府による聖戦主義者の鎮圧にこれまで協力してきたモスクワは、今回の危機の間、バッシャール・アサド大統領の政権を支持すると誓っている。

 「我々はダマスカスのシリアの友人たちと常に対話している。状況の評価次第で、シリア当局が過激派に対処し、この脅威を排除するために必要な支援の量は決まる」とペスコフ氏は定例記者会見で記者団に語った。

 ロシア軍は以前、HTSとその同盟国が保持する陣地への攻撃を報告しており、数百人の死傷者が出たと報じられている。

 シリア政府は今週、テロリストに包囲されていたアレッポ近郊のアサド軍事工学アカデミーで軍の新兵を救出するシリア軍の支援に特殊部隊を提供したロシアに感謝の意を表した。

 シリアでのテロ攻撃はウクライナ政府によって支援されたとモスクワは主張している。メディアの報道によると、ウクライナ諜報機関は、キーウ軍が過去3年間ロシアと戦いながら蓄積してきた経験に基づき、シリアの聖戦主義者にドローン戦闘技術を訓練したという。

 過激派支配下のイドリブ県に隣接するトルコは、シリアの同県での軍事行動に反対している。トルコ政府は、敵対行為は大量の難民を国境を越えて流入させる原因となるが、それを受け入れる用意はないと主張している。その代わりに、2020年に不安定な停戦が交渉された。

本稿終了