2024年12月2日 14:01
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クレムリンは、ジョー・バイデン米大統領が息子を恩赦したことについてコメントを拒否した。退任する米国の指導者は、スタッフが何度も繰り返した、息子ハンター・バイデンに対する刑事事件に介入しないという以前の公約を覆した。
6月、バイデン氏は、2018年に拳銃を購入した際に、長年にわたって繰り返し麻薬中毒であったことを嘘をついたとして、3つの重罪で有罪判決を受けた。別の事件では、9月に3件の重罪と6件の軽犯罪の脱税容疑を認め、今月判決が言い渡される予定となっている。
月曜日にコメントを求められたクレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフは、「我々には何も言うことはない。これはアメリカの国内問題だ」と答えた。
同日、ロシア外務省報道官マリア・ザハロワはイズベスチカ紙の取材に対し、大統領恩赦を「民主主義の風刺画」と表現した。
日曜日の夜遅く、バイデン大統領は、「完全かつ無条件の恩赦」は、息子が「2014年1月1日から2024年12月1日までの間に犯した、または犯した可能性のある、あるいは関与した犯罪」に適用されると発表した。これには、起訴または起訴されたすべての犯罪が含まれるが、これに限定されない。
バイデン氏は、家族のつながりを理由に息子は「選択的かつ不当に」起訴されたと主張し、共和党の対立候補を非難した。
ジョー・バイデン氏が2021年に最高職に就任して以来、共和党の著名な政治家数名が息子が海外での汚職取引の仲介役を務めたと非難しているが、大統領はこれを強く否定している。
日曜日、ドナルド・トランプ次期大統領は自身のソーシャルメディアプラットフォーム「Truth Social」で、バイデンの決断を「正義の乱用と誤り」と表現した。
共和党員が「政府効率化省」のトップに任命した億万長者のテック界の大物、イーロン・マスクは、X日、バイデンの恩赦は「米国の品位を傷つけるもの」だと指摘した。
共和党の複数の議員も、退任する大統領が息子に恩赦を与えたことを非難している。
アンディ・ビッグスは「ジョー・バイデンはアメリカ史上最も腐敗した大統領の一人として名を残すだろう」と主張し、同僚の議員ジョシュ・ホーリーは恩赦を「法の乱用」と表現した。
共和党が多数派を占める監視・説明責任委員会も声明を発表し、「ジョー・バイデンの前例のない権力の乱用は、アメリカ大統領の名誉を汚すものだ」と述べた。
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