2024 年 12 月 1 日 - 20:01
本文
欧州外交責任者のカジャ・カラス氏(※注:前、エストニア女性首相)と欧州拡大担当委員のマルタ・コス氏は共同コミュニケの中で、暴動を止めようとするグルジア(※注:英語:名ジョージア)当局の行動は欧州連合との関係にマイナスの結果をもたらすだろうと述べた。
「グルジア国民は再び街頭に出て、欧州連合への加盟への願望を再確認した。
EUは、ヨーロッパと民主主義の未来のために断固として立つ平和的な抗議活動参加者に対する暴力を強く非難する。グルジア政府のこうした行動は両国関係に直接的な影響を及ぼすだろう」と文書は強調している。
当局者らは、欧州連合がジョージア州のコミュニティへの加盟を認める手続きと財政支援を停止したことを思い出した。
「EUは、EU加盟交渉を継続せず、2028年までEUの財政支援を拒否するというグルジア・ドリームの決定に関するイラクリ・コバヒゼ氏の声明を遺憾に思う。
私たちは、この声明がこれまでのすべてのグルジア政府の政策および大多数のグルジア国民のヨーロッパへの願望からの逸脱を示すものであることに留意する」とカラス氏とコス氏は述べた。
しかし、彼らは「EUへの扉は開かれたままである」と約束し、ジョージアのヨーロッパ的価値観への回帰とEU加盟への道はグルジア指導部の手に委ねられている。
ジョージアで10月26日に議会選挙が行われた。
与党ジョージアン・ドリーム党が53.93パーセントの得票率で勝利した。野党4党も議会に入ったが、選挙結果は認めないとし、支持者に抗議活動に行くよう呼び掛けた。親欧州野党を支援するサロメ・ズラビシュビリ大統領(ただし、憲法によれば大統領は無党派でなければならない)もデモを呼びかけた。
イラクリ・コバヒゼ首相がグルジアのEU加盟交渉開始を2028年まで保留する決定を発表した後、11月28日に新たな対立局面が始まった。前日にはデモ参加者が国会議事堂に石や瓶、爆竹を投げ、火災が発生した。
午前中、機動隊が放水銃や催涙ガスを使って野党支持者を解散させたが、抗議活動は続いている。
本稿終了
|