メドベージェフ氏
トランプは第2のケネディになる可能性ある ロシア安保会議副議長は、共和党員が米大統領に選出され、宇紛争の終結を試みた場合、同氏は暗殺される可能性があると示唆した
Trump could become second JFK – Medvedev. The deputy chairman of the Security
Council of Russia has alluded that
should the Republican be elected US president and try to stop the Ukraine
conflict, he could be assassinated
RT War on Ukraine #62454 November 2024
英語訳・池田こみち(環境総合研究所顧問)
E-wave Tokyo 2024年11月3日
2024年11月1日、ロシア・モスクワ州ゴーリキーにて、ロシア安全保障会議の副
議長ドミトリー・メドベージェフ氏。 © Sputnik / Ekaterina Shtukina/Sputnik
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3 Nov, 2024 09:57
本文
ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選出され、ウクライナ紛争の終結を本格的に試みた場合、同氏はジョン・F・ケネディ元大統領と同じ運命をたどる可能性があると、ロシアのドミトリー・メドベージェフ前大統領が示唆した。また、11月5日の大統領選挙でどちらが勝利を収めるかに関わらず、ワシントンとモスクワの関係は引き続き非常に緊張した状態が続くであろうとも述べた。
共和党候補者は選挙キャンペーン中、当選すればウクライナでの流血をすぐにでも終わらせると繰り返し公約してきた。しかし、具体的な内容は提示していない。民主党候補者のカマラ・ハリス氏は、トランプ氏は実質的にキエフに降伏を強いるだろうと示唆している。
一方、クレムリンの報道官であるドミトリー・ペスコフ氏は、共和党候補者が一夜にして紛争を終結させる能力について懐疑的な見方を示し、そうできるような「魔法の杖」は存在しないと指摘した。
現在ロシア安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ氏は、日曜日に自身のTelegramチャンネルに投稿し、モスクワは火曜日の米国大統領選挙の結果につて大きな期待はしていないと述べた。同氏は、「ロシアにとって、この選挙は何も変えないだろう。両候補者の姿勢は、わが国が敗北すべきだという超党派のコンセンサスを完全に反映しているからだ」と主張した。
メドベージェフ氏によると、選挙運動中、「やや疲れ果てたトランプ氏」は、ウクライナの和平見通しや、世界の指導者たちとの良好な関係について「ありふれた」発言を繰り返していた。しかし、もし共和党候補が当選すれば、「その人物はシステムのすべてのルールに従わざるを得ないだろう」とし、「戦争を止めることはできない。1日でも、3日でも、3か月でも」と述べた。
「そして、もし彼が本当に(ウクライナ紛争の終結を)試みるのであれば、彼は新たなケネディとなる可能性がある」と、ロシアの前大統領は警告した。
ジョン・F・ケネディは、第35代アメリカ大統領であり、1963年に暗殺された。
ロシア高官はハリス氏について、「愚かで経験不足であり、操れる」と切り捨てた。メドベージェフ氏は、もし彼女が選出されたとしても、他の政府高官やオバマ前大統領の家族が実権を握るため、単なる飾り物に過ぎないだろうと主張した。
今週初め、ロシアの国営テレビ局RTとの独占インタビューで、メドベージェフ氏は「もし西側諸国、特に米国がロシアと安全保障協定を結ぶだけの柔軟性と知恵を持っていたならば、ウクライナでの特別な軍事作戦はなかった」と述べた。同氏は、米国とその同盟国がこのことに気づくのが遅れたのは、「彼らは誰に対してもいじめをして服従させる習慣がある」からでであり、また、「米国の例外主義と米国の利益優先という原則に基づいて行動しているからだ」と述べた。
本稿終了
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