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モスクワは西側諸国が旧ソ連国家を戦争に駆り立てていると信じている
Moscow believes West pushing
ex-Soviet state into war

RT War on Ukraine #6166 23 October 2024

英語
翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2024年10月27日


ジョージアのトビリシにあるヴァジアニ軍事基地で行われた多国籍演習「ノーブル・パートナー2020」の閉会式に出席した兵士たち。© ゲッティイメージズ/アナドル通信社/ジョージア大統領府

2024年10月23日 18:30

本記事は4日前のものです。

本文


 セルゲイ・ラブロフ外相は、実業家で元ジョージア首相のビジナ・イヴァニシビリ氏が、西側諸国がトビリシ政府にロシアとの戦争を明示的に要請したと主張していることについて、モスクワは疑う理由はないと述べた。

 同外相は火曜日、カザンで開かれたBRICS首脳会議の合間にこの発言をした。同外相はロシアの日刊紙イズベスチヤからイヴァニシビリ氏の発言についてコメントを求められていた。

 「彼らを信じない理由は見当たりません。彼ら(ジョージア指導部)は西側諸国との対話を呼びかけ、それがロシアとの軍事行動を直接促しました。彼らを信用しない理由は見当たりません」とラブロフ外相は述べた。

 同日、与党「ジョージアの夢」の創設者で名誉議長のイヴァニシビリ氏は、同国の元首相イラクリ・ガリバシビリ氏から、在任中に西側諸国の高官からロシアとの戦争開始の提案があったと聞かされたと述べた。

 「イラクリは『そうだが、何日間戦えると思うか』と尋ねた。3日か4日と答えられた。彼は『この3日か4日のために我々を滅ぼすのか』と言った」とイヴァニシビリ氏はジョージアの放送局イメディに語った。

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 その後ガリバシビリ氏は、この短期間の紛争でジョージア人は「全員が殺されることはない」という保証を受け、その後西側から支援を受けながら「森でゲリラ活動を開始できる」と言われたとイヴァニシビリ氏は主張した。この疑わしい申し出は拒否されたものの、この申し出がきっかけで政府はロシアとの戦争を示唆する同様の提案に対してより強硬な姿勢を取り始めたと、同氏は付け加えた。

 この最新の発言は、ジョージア指導部が以前主張していた、トビリシはロシアとウクライナの敵対行為に介入するよう不特定の当事者から繰り返し要請されているという主張と一致している。キーウの高官らは、同国に対しモスクワに対する「第二戦線」を開くよう公然と呼びかけている。

 ジョージアはウクライナ紛争に関して中立的な立場を維持しており、ロシアに対する西側諸国の制裁措置に参加することを拒否し、戦闘員への直接的な支援を行うことにも同意していない。

本稿終了