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米国民主党, 米上院の支配権を失う可能性 – NYT モンタナ州の共和党候補が世論調査で急上昇
Democrats could lose control of US Senate – NYT. A Republican challenger in Montana has surged ahead in the polls
RT
War on Ukraine #6028 10 October 2024


英語訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translated by Prof. Teiichi Aoyama

E-wave Tokyo 2024年10月11日


共和党の上院議員候補ティム・シーヒー氏が、2024年8月9日、モンタナ州ボーズマンで、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ前大統領と握手する。© AP / ジャニー・オズボーン
2024年10月10日 21:22

本文

 ニューヨーク・タイムズ紙の最新世論調査によると、共和党はモンタナ州の米上院議席を「奪還」する見込みで、他の選挙結果が予想通りであれば、共和党が同州の上院を支配することになる。

 ドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の大統領選に注目が集まっているが、下院全体と上院の33議席も再選挙を争う。現在、100議席ある上院のうち民主党は51議席を占めている。

 「上院の支配をめぐる計算は非常に単純だ。民主党にとっては、納得できない」とタイムズ紙は木曜日、シエナ大学と共同で実施した最新の世論調査を引用して報じた。同世論調査では、モンタナ州の現職民主党員ジョン・テスター氏が共和党の対立候補ティム・シーヒー氏に7パーセントポイントの差をつけられていることが示された。

 シーヒー氏は元海軍特殊部隊員で実業家だが、最近政治に関与し始めた。タイムズ/シエナの世論調査ではシーヒー氏の支持率は52%、テスター氏は44%だった。一方、モンタナ州ではトランプ氏がハリス氏に17ポイントの差をつけている。

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 今週まで、世論調査では上院の争点となっているすべての選挙で民主党が楽にリードしていることを示していた。

 共和党はすでにウェストバージニア州で議席を獲得すると予想されていたが、同州では長年民主党員だったジョー・マンチン氏が最初に離党し、その後再選を目指さないと発表した。他の選挙結果が世論調査の予想通りになれば、共和党は最終的に51議席、民主党は49議席を獲得することになる。

 民主党にとっての「唯一の望み」は、どうにかして同票となり、ハリス氏が大統領選に勝利し、副大統領候補のティム・ウォルツ氏が同票決権を得ることだ。ジョー・バイデン大統領の任期の最初の2年間はハリス氏が同票決権を持っていたが、2022年に民主党がペンシルバニア州を制するまではそうだった。

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 しかし、タイムズ紙によると、そのためには民主党がどこかで現職共和党員を破る必要がある。世論調査では、テキサス州上院議員テッド・クルーズとフロリダ州上院議員リック・スコットが最も楽な選挙戦になると示唆されているが、クルーズが4ポイント、スコットが9ポイントリードしている。

 候補地の1つはネブラスカ州で、民主党は候補者を立てていないが、無所属候補のダン・オズボーン氏を支持しているようだ。最新の世論調査では、オズボーン氏は共和党現職のデブ・フィッシャー氏と互角の勝負となっている。

 下院議員435人のうち、共和党は現在220議席を占めており、民主党は212議席で3議席が空席となっている。選挙日は11月5日だが、一部の州ではすでに郵便による期日前投票が始まっている。

本稿終了