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ウクライナ外務省は、中央アジアのトルクメニスタンに対し、ロシアのウラジミール・プーチン大統領を歓迎しないよう警告し、同国に対し国際刑事裁判所(ICC)が発行した逮捕状を想起させた。
トルクメニスタンはローマ規程の署名国ではなく、ハーグに拠点を置く同機関の管轄権を認めていないが、ウクライナはアシガバートが「国際法の規範」を尊重することを期待すると表明した。
ウクライナ外務省は木曜の声明で、「人命、国際法、国連憲章を重視するすべての国に対し、プーチン大統領が参加する共同行事の開催を控えるよう」さらに求めた。
プーチン大統領は金曜日の朝、実務訪問のためアシガバートに到着し、トルクメニスタンの詩人で思想家のマフトゥムクリ・フラギ生誕300周年を記念した国際フォーラム「時代と文明の相互接続 - 平和と発展の基礎」に参加する予定だ。
I CCは2023年3月にプーチン大統領の逮捕状を発行し、「ウクライナの占領地域からロシア連邦への子どもたちの不法な移送」の容疑で告発した。
モスクワは、戦闘地域からの民間人の避難は犯罪ではないと指摘し、こうした主張を馬鹿げていると一蹴した。さらに、ロシアもウクライナもローマ規程の締約国ではないため、ICCはこの件に関して管轄権を持たない。
8月下旬、ウクライナはICC加盟国であるモンゴルに同様の要求を出した。モンゴルは紛争に関しては中立政策を維持していると主張し、これに応じなかった。これにキエフは激怒し、 「パートナーと協力して、これがウランバートルに影響を及ぼすようにする」と約束した。
キーウはまた、今年初めにロシアのプーチン大統領が10月に予定されているメキシコの新大統領就任式に招待されたとの報道を受けて、メキシコに対し、同国を訪問した場合はプーチン大統領を逮捕するよう要請した。メキシコ当局はこの要請を拒否した。
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