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パレスチナ自治区ガザ地区とレバノンでの停戦交渉が行き詰まる中、イランのアラグチ外相はサウジアラビアでムハンマド・ビン・サルマン皇太子、サウジのファイサル・ビン・ファルハン外相と会談したと、サウジ通信社SPAが報じた。
同紙によると、サウジ皇太子とイラン外相は両国の関係、最近の地域情勢、そしてこの点に関して行われた取り組みについて協議した。
「今回の協議がパレスチナとレバノンの状況改善につながり、地域に平和が確立されることを願う」とアラグチ氏はイラン放送局に語った。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(左)とヨアブ・ギャラント国防相は、2023年10月28日、イスラエルのテルアビブにあるキルヤ軍事基地で記者会見に出席した。 - スプートニク・インターナショナル、2024年10月9日
ネタニヤフ首相の「神コンプレックス」がイスラエル国防長官の米国訪問中止の原因に - 専門家
これに先立ち、イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相は、ジョー・バイデン米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、そしてネタニヤフ首相とギャラント国防相自身の関係が緊張しているとの報道を受け、米国への渡航を突然キャンセルした。
バイデン氏は、ネタニヤフ氏が自身の指示を繰り返し無視し、その後の紛争を激化させたことに不満を抱いていると報じられている。
アラグチ氏はサウジアラビアを訪問した。イランは、長い接触の途絶えを経て、わずか1年半前にサウジアラビアとの関係構築に成功した。
これは、ガザ地区とレバノンでの停戦交渉が行き詰まり、ヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ氏、ハマス政治局長イスマイル・ハニヤ氏、革命防衛隊上級司令官アッバス・ニルフォルーシャン氏の殺害を受けて、イスラエルとイランの紛争が激化する中で起こった。
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