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ウクライナが西側から
化学兵器を受領と露主張

ロシアは、キーウに有毒化学物質が供給されたという「否定できない証拠」を握っていると、英国のロシア大使館が発表
Ukraine receiving chemical weapons from the West – Moscow Russia has “irrefutable evidence” of the supply of toxic chemicals to Kiev, the country’s mission to the UK has said
RT War on Ukraine #6021 9 October 2024


英語訳・池田こみち(環境総合研究所顧問
E-wave Tokyo 2024年10月10日


資料写真:白煙をあげる化学兵器 © Getty Images / abile

9 Oct, 2024 18:15


本文

 西側諸国は、戦線で化学兵器として使用するために、禁止されている有毒化学物質のキーウへの供給を促進していると、在英ロシア大使館が述べた。

 同調査団は火曜日、英国(ロンドン)が、ロシアの放射線化学生物防衛軍(RChBZ)およびイゴール・キリロフ中将を標的に課した新たな制裁措置に答えて、この主張を発表した。ロンドンは彼ら(同軍)を「化学兵器禁止条約(CWC)の明白な違反」として非難している。

 ロシア大使館は、この非難を強く否定し、モスクワは数年前に化学兵器を廃棄しており、そのプロセスは化学兵器禁止機関(OPCW)が監督していたと指摘した。

 「ロシアは、ジュネーブ条約や化学兵器禁止条約の規定を含む国際法の規範を厳格に順守している。わが国の軍隊の兵器庫には化学兵器は存在せず、これは国際的な査察によって確認されている。」、と同代表団は述べた。

 実際には、ロンドンの非難は、モスクワとの紛争中にキーウ軍が化学兵器を多数使用した事実から目をそらすためのものだったと、大使館は示唆した。

 「根拠のない非難によって、キーウ政権軍による禁止された有毒物質および化学剤の使用という確かな事実を隠している。」、と述べ、西側諸国がウクライナ軍にそのような毒素の供給を容易にしていると非難した。

 西側の支援を受けてウクライナに有毒化学物質が供給されていることは、否定しようのない事実である。

 キリロフ将軍がキーウが「ロシアが特殊軍事作戦中に有毒物質を使用したと非難するための偽旗攻撃」の広範な準備を行っていると非難した翌日、英国の新たな規制と非難の応酬が起こった。偽旗作戦による「証拠」は、その後、
OPCWの役人に提供されることになる。

 キリロフは、モスクワはウクライナが暴動鎮圧用化学物質を使用した400件の事例を記録していると述べた。警察活動で使用された場合でも、このような化学物質は戦場での化学兵器として認められ、使用は禁止されている。

 また、同将軍は、現在進行中のロシアのクルスク州への侵攻において、ウクライナが発煙弾を偽装した化学兵器を使用したと非難した。この兵器は8月にロシアのスジャ市で使用され、攻撃中に20人以上が毒素にさらされた。

本稿終了