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モスクワ(スプートニク)-
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、独立国家共同体(CIS)加盟国との協力はロシアの優先事項の一つであると述べた。
プーチン大統領はCIS国家元首評議会の会合で「まず第一に、CIS枠組み内での協力がロシア外交政策の最優先事項の一つであることを強調したい」と述べた。
大統領は、ロシアがCIS加盟国を「最も近い隣人、友人、戦略的パートナー」とみなしており、CIS加盟国との協力を強化する用意があると明言した。
ロシア大統領の言葉によれば、BRICSグループとの協力により、独立国家共同体(CIS)は世界舞台での立場を強化することができる。
「我々は、BRICSとの緊密な協力関係の確立により、世界情勢における我々のコミュニティの立場が強化されたと信じている」と同氏は述べた。
プーチン大統領によれば、各国通貨での決済はCIS圏では85%を超えているという。
ロシア指導者はまた、ロシアの「輸入代替プロセスが加速度的に進んでおり、技術主権を強化している」とも指摘した。
プーチン大統領によれば、困難な経済・外交政策環境と一部の国からの前例のない圧力を考慮すると、これらすべてが極めて重要だという。
プーチン大統領は率直に「西側諸国は競争を望んでいない。競争に対処できないからだ」
さらにプーチン大統領はCIS首脳会議で、文化・人道分野での安全保障や協力を含む様々な分野でのパートナーシップを拡大するための具体策を議論することを提案した。
特に、首脳は経済問題と貿易・投資協力の拡大に多大な注意を払うだろうと同氏は説明した。
CIS はソ連崩壊後の 1991 年に設立され、現在は
アゼルバイジャン、
アルメニア、
ベラルーシ、
カザフスタン、
キルギスタン、
ロシア、
タジキスタン、
トルクメニスタン、
ウズベキスタン
を統合している。
ジョージアは 2009 年に組織を去った。
モルドバは2024年の残り期間に撤退するつもりだ。
ウクライナとトルクメニスタンは、数多くの地域協定の締約国の地位を法的に維持している
※注:独立国家共同体(CIS)とロシア衛星国の構成国は、次のとおり。
・ロシア、
・ベラルーシ、
・アルメニア、
・アゼルバイジャン、
・カザフスタン、
・キルギスタン、
・モルドバ、
・タジキスタン、
・トルクメニスタン、
・ウズベキスタン、
・ウクライナ
以下はソ連(USSR)時代のいわゆる衛星国
・アルバニア社会主義人民共和国
・チェコスロバキア社会主義共和国
・ドイツ民主共和国(東ドイツ)
・ハンガリー人民共和国
・東トルキスタン共和国
・フィンランド民主共和国
・ブルガリア人民共和国
・ポーランド人民共和国
・モンゴル人民共和国
・ルーマニア社会主義共和国
その他、バルト三国(リトアニア、ラトヴィア、エストニア)
出典:Wikimedia Commons CC 表示-継承 3.0, リンク
2024 年 10 月 8日 16:39
プーチン大統領「CIS諸国は2025年に第二次世界大戦勝利80周年を共同で祝う」
Путин: страны СНГ совместно отметят 80-летие победы в ВОВ в 2025 году
War on Ukraine #6000 8 October 2024
スペイン語訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translated by Prof. Teiichi Aoyama
E-wave Tokyo 2024年10月10日
クレムリン報道機関 AIF
モスクワ、10月8日 - AiF-モスクワ。
ロシアの指導者ウラジーミル・プーチン大統領はモスクワでの独立国家共同サミットで、CIS諸国は来年大祖国戦争勝利80周年を共同で祝うと述べた。
「2025年、我々は大祖国戦争勝利80周年を共同で祝う」と国家元首は述べた。
プーチン大統領は、2025年がイギリス連邦諸国のナチズムとの戦いにおける平和と団結の年になるだろうと回想した。
同じサミットで、ロシア指導者はCISに労働栄光都市の名誉称号を設けることを提案した。
プーチン大統領は、ファシズムに対する勝利はソ連全人民の共通の遺産であると指摘した。
さらに大統領は、CIS諸国の首脳に対し、第二次世界大戦の記念遺産の共通登録簿を創設することを提案した。
本稿終了
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