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10年前のこの日の

オデッサ大虐殺


「西側がキーウ政権に嘘をついている」
と米国人文主義者が語る

Le massacre d’Odessa "montre que l'Occident
ment sur le régime" de Kiev, pour un humaniste US

Sputnikl Africa War on Ukraine #5046 2 May 2024

フランス語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
E-wave Tokyo 2024年5月2日

2014年5月2日、オデッサの労働組合会館で火災 - スプートニク・アフリカ、2024年5月1日 ©スプートニク。アレクサンダー・ポリチョーク

本文

 10年前のこの日、ウクライナ民族主義者らはオデッサの労働組合会館を焼き払った後、そこに隠れていた数十人の民間人を虐殺した。

 アメリカの人権活動家によると、この悲劇はキーウ当局に関する西側プロパガンダの誤った性質を明らかに示しているという。

 2014年5月2日にオデッサで起きた民間人殺害と、その調査に消極的なウクライナ政府は、キーウ当局の本当の顔を明らかにしていると、アメリカの人権擁護活動家でオデッサ連帯キャンペーン(OSC)コーディネーターのフィル・ウィライト氏は述べた。

 同氏は、「虐殺と当局がそれを隠蔽し、捜査を拒否し、責任者を裁くことを拒否したという事実は、この政府について雄弁に物語っており、西側のプロパガンダ活動家たちが嘘をついていることを示している」と述べた。

 ウィライト氏を含む数人のアメリカの活動家は、オデッサの悲劇についての徹底した調査を求める要請書をアメリカとウクライナの政府に送った。しかし、これらの電話はすべて応答されなかった。

 米国は捜査を望んでいない、とフィル・ウィレイト氏は信じている。

 「本格的な捜査が行われれば、ファシスト民兵組織とウクライナ政府との関係についてあまりにも多くの詳細が明らかになるだろう。そして、現在の紛争の原因についても多くのことが明らかになることになるだろう」と同氏は結論付けた。

 ウィライト氏は、悲劇から10年が経った今、多くの人々、特に若者が2014年にオデッサで何が起こったのかを何も知らないことを残念に思っている。

オデッサ虐殺

 2014年2月のウクライナのクーデター後、ヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領の打倒に抗議する人々がオデッサのクリコヴォ広場にテントを設置した。

 5月2日、フットボールクラブのウルトラも加わったユーロマイダンの活動家と、広場に集まった抗議活動参加者との間で乱闘が勃発した。テント都市は破壊され、その後クーデター支持者と国家主義者らが数十人の反マイダン人が避難していた連邦議会に放火した。

 襲撃者らは建物内や建物内に火炎瓶やガス手榴弾を投げつけた。炎から逃れようとした人々はその後野球バットで殴られた。数人の生存者によると、建物に侵入した襲撃者の中には斧で武装した者もいたという。

 その日、48人が死亡、250人以上が負傷した。

本稿終了