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スイス提案のウクライナ

和平協議の日程が

報道される


ブルームバーグ報道によると、最大100カ国が招待されると
言われているが、何人の首脳が出席するかはまだ不明。

Possible dates for Swiss-proposed Ukraine peace talks named in mediaUp to 100 nations are reportedly to be invited though it remainsunclear how many leaders will attend, Bloomberg reports
RT 
War on Ukraine #4940 8 Apr. 2024


翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
E-wave Tokyo 2024年4月9日

2022年4月、トルコのイスタンブールでロシアとウクライナの代表が協議する。
Getty Images / Anadolu / Contributor


本文


 スイス政府(ベルン)は今年中に大規模な和平サミットを開催することを提案している。しかし、具体的な日程は決まっておらず、参加候補国のリストも公表されていない。

 この問題に詳しい情報筋がブルームバーグに語ったところによると、このイベントに何人の首脳が出席するのかはまだ不明だという。さらに、中国が参加するかどうかが重要な論点であり、スイスがこのイニシアチブを信頼性のあるものにするためには、この点が非常に重要であるという。

 スイス外務省の報道官によると、会議の日程と会場はまだ決まっていないが、6月16日から17日にかけての開催が有力視されているという。

 「ウクライナ、ロシア、ヨーロッパの視点に加え、最終的にロシアをこのプロセスに参加させる上で重要な役割を果たすことになるグローバル・サウス(南半球)の意見にも耳を傾けることが重要だ。そのため、我々は中国、インド、ブラジル、南アフリカ、サウジアラビアと緊密に連絡を取り合っている」と彼は明言した。

 中国は3月、提案されている和平会議に参加する可能性を検討していると述べた。しかし、『ポリティコ』紙はその後、情報筋の話として、モスクワが和平会議の席に着かない限り、北京は和平会議をボイコットするだろうと報じた。
モスクワは和平会議をボイコットする。

 モスクワは、ベルンが提案している会議を「無意味なもの」と呼び、正式に招待されても参加するつもりはないと表明している。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は先月、構想されているフォーラムは「ゼレンスキー和平方式」の推進に特化したものだと述べた。

 ウクライナは、「不法占拠」地域からのロシア軍撤退を含むゼレンスキー大統領の条件でのみ和平交渉が可能だと主張している。モスクワは、クリミアと、住民投票を経てロシアに加盟した他の4つの旧ウクライナ地域を明け渡さないと強調し、この要求を非現実的なものとして拒否している。

 ザハロワ報道官によれば、キーウの基本的な要求は変わらないが、ロシアの合法的な利益は無視されているという。ザハロワ報道官はまた、スイスは中立の立場を「失い」、平和維持活動のプラットフォームとしての役割を果たせないと指摘した。

 ウクライナを支援する西側諸国は、和平解決はキーウの条件によってのみ達成されると主張し、"必要な限り"武器供与を継続すると宣言している。一方ロシアは、いくら外国から援助を受けても紛争の流れは変わらないと強調している。クレムリンは、キーウが「現地の現実」を認める場合に限り、話し合いに応じると繰り返し強調している。


本稿終了