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第二次世界大戦降伏77周年、


日本軍の悪名高い化学兵器部隊

詳細が中国で初公開される


Detailed information of Japanese army's notorious chemical warfare unit made public in China for first time on 77th anniversary of Japan's WWII surrender
GT(环球时报、中国) War in China
#4092 15 August 2022


英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by T.Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年9月5日


環球時報 公開 2022年8月15日 11:30 日本陸軍関東軍化学部の登録簿: 新華社

本文

 第二次世界大戦中、致死性の化学兵器を研究・開発した
日本陸軍関東軍化学部(通称516部隊)の全メンバー414人の氏名リストと個人情報が月曜、中国で初めて公開された。

  月曜は、第二次世界大戦における日本の敗戦と無条件降伏から77年目にあたる。中国東北部の黒竜江省ハルビンにある日本帝国陸軍731部隊が犯した犯罪の証拠展示館は、日本軍が1939年5月11日に黒竜江省チチハルに初めて設置した516部隊のメンバー414人全員の登録情報を公開した。

 516部隊は主に、強腐食性マスタードガス、速腐食性ルイサイト、窒息性塩素酸ガスなどの一連の毒性物質の研究開発と、これらの毒性化学物質の実際の戦闘への応用に重点を置いていた。

 
展示館の金成民学芸員によると、登録簿は1945年頃に完成した。414人の氏名、生年月日、戸籍、兵役の種類、兵役の腕、さらに親族の住居とその関係などを含む237ページが編集され、516部隊の全体規模や隊員の構成、階級などの基本的な歴史的事実を明らかにすることができる。

 
「生物兵器による戦争と同様、日本による化学兵器による戦争も、トップダウンで計画され、組織化された、国際道徳と人間の良心に反する組織的な国家犯罪であった」とジン氏はメディアに語った。 ジン氏によれば、516部隊の総メンバー数は当初主張されていた250人ではなく、今のところ判明しているだけで414人にものぼるという。

 その中心メンバーは高級将校であり、専門家は医学部や陸軍病院の出身者であった。 黒龍江省社会科学院の研究員である高暁燕氏がメディアに語ったところによると、悪名高い731部隊が生物兵器で中国の民間人を殺傷したのに対し、516部隊は化学兵器を採用しており、彼らは一対の「悪魔の兄弟」と呼ばれていたという。

 燕(ジン)氏によれば、この登録簿は、第二次世界大戦中に日本が行った化学・生物兵器戦争に関する研究の核となる重要な資料であり、また、関東軍化学部が中国に侵攻した際に犯した犯罪の動かぬ証拠でもあるという。 この登録簿はもともと日本の厚生労働省に保管されていたが、2017年に国立公文書館デジタルアーカイブに移管され、保存されている。

 日本における国境を越えた証拠収集の過程で、日本帝国陸軍731部隊が犯した犯罪の証拠展示館の研究チームによって発見され、幾度もの努力の末、2021年4月に最終的に入手された。 正式名称を関東軍防疫浄水部とする731部隊と516部隊の他に、数々の犯罪を犯した日本の部隊として、長春の軍動物防疫部が正式名称でありながら、実際の研究開発は生物兵器であり、生きた人間に対する解剖実験まで行っていた100部隊があった。

 最近、神奈川県横浜市で開催された日本軍による細菌戦の犯罪を暴露するイベントで、日本獣医生命科学大学の小川隆元教授は、100部隊は主に炭疽菌のような人間と家畜が互いに感染する可能性のある細菌を研究・培養し、散布実験を行っていたと述べたとメディアは伝えている。

 
小川氏によれば、100部隊は飛行機を低空飛行させて家畜に細菌をばらまき、実験では多くの羊や牛が死んだという。100部隊の犯罪は、軍事や馬の伝染病予防を名目にした731部隊ほど世界には知られず、戦後は日本の右翼勢力によって隠蔽された。しかし、圧倒的な証拠がある以上、彼らの犯罪を永遠に隠すことはできない、と小川氏は言う。