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南京大虐殺博物館、

日本軍による「慰安婦」と

細菌人体実験の証拠として

新たなコレクションを追加

Nanjing Massacre museum adds new collection as evidence of 'comfort women' and germ experiments on human beings by Japanese army

GT(环球时报、中国) War in China
#4091 1 December 2022


英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年9月5日
731部隊と同様に悪名高く、中国で人体実験を行うという凶悪犯罪を犯した日本軍の1644部隊の写真 写真:新華社 写真:新華社 グローバルタイムズ 掲載 2022年12月01日 11:45

本文

 日本の侵略に対する抵抗戦争(1931-45年)中に日本軍によって行われた1937年の南京大虐殺に関する戦争犯罪の新たな証拠として、453点の歴史的資料が水曜日に中国の記念館コレクションに追加された。

 日本侵略者による南京大虐殺犠牲者記念館は水曜日に新しい品目について記者会見を開いたが、専門家らは、11月末時点で収集された品目(重要な歴史的資料と研究価値を含む写真や戦時日誌を含む)は、日本による中国侵略の残虐行為をさらに確認し、研究分野を広げ、日本の軍国主義と侵略の本質についての理解を深めることが期待されると、本人確認の後に決定した。

 453点のうち、51点(「慰安所」、生物兵器、日本軍による南京の子どもたちへの軍国主義教育の証拠など)は、2005年から戦争に関する歴史的資料を収集している
愛知県の円光寺住職、大東聡氏によって収集された。

 1937年12月13日、日本軍は南京を占領し、その後の6週間で30万人以上の中国人市民と非武装の兵士を虐殺した。これは、南京大虐殺として知られる第二次世界大戦で最も野蛮なエピソードのひとつである。

 そのうちの一つ、
日本軍兵士・新井純の日記原本には、南京に「慰安所」が設置されたことが詳細に記録されており、「慰安婦」制度が公式に確立された後、日本軍が南京に慰安所を開設した最古の記録となっている。

 日本による中国侵略史の専門家である南京医科大学の孟国祥教授によれば、「慰安婦」制度は日本軍による大規模な性暴力犯罪であり、当時の日本政府による組織的行為であり、人道を踏みにじり、文明を冒涜するものであった。

 「慰安婦」とは、第二次世界大戦中、日本軍によって強制的に性的奴隷にされた女性のことである。

 しかし、日本の右翼勢力はそれを強く否定し、日本の政治家の中にはこの問題に関して曖昧で場当たり的な態度を示す者もいる、と孟氏は記者ブリーフィングで述べ、
発見された日記やその他の歴史的資料は最も強力な反撃である、と付け加えた。

 「慰安所」に関する知識は、主に被害者の記憶や日本の公文書、日本人研究者の成果に頼ってきたが、日記に記録された具体的な設置時期や運用の詳細は、南京における日本軍の「慰安婦」制度に関する研究を促進するために有益であると孟氏は述べた。


 
大東氏はまた、731部隊と同様に悪名高く、中国で人体実験を行うという極悪非道な犯罪を犯した日本軍1644部隊の写真60枚以上の収集にも協力したと孟氏は述べた。

 大東氏はまた、片面に戦場、もう片面に台本が描かれた子供向け教育ドラマカードも収集し、当時の日本政府が中国の子供たちに軍国主義教育を推進した強力な証拠とした。

 
同記念館は1980年代の設立以来、1216セット、6318点の貴重な文物を収集しており、そのうち一級文物は166セット、384点である。

グローバルタイムズ