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Su-57用新型短距離ミサイル

が米国の開発を上回る

New Short-Range Missiles for Su-57 Outpace US Developments
Sputnik International
War in Ukraine #3960  4 August 2023


英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年8月5日

Su-57 - スプートニク国際、1920年、2023年8月4日 © スプートニク / ウラジーミル・アスタプコビッチ/メディアバンクに行く

本文

 モスクワ(スプートニク) - ロシアの第5世代戦闘機Su-57は、新型の短距離ミサイルRVV-MD2を装備しており、同ミサイルは米国の同様の弾薬を凌駕していると、開発会社JSC GosMKB Vympelの代表が「Arsenal Otechestva(祖国の工廠)」誌への寄稿で述べた。

 「ロシアによる第5世代『空対空』ミサイルの開発は、現在工業生産されており、米国の同様の開発よりも5~10年進んでいることは事実である」と報告書は述べている。

 著者らは、米国とは異なり、ロシアはこれらのミサイルの迅速な開発と試験に成功しており、実用化の段階はすでに始まっていると強調した。

 RVV-MD2は第5世代Su-57戦闘機の胴体内部コンパートメントに設置できると専門家は説明した。
同誌編集長のヴィクトル・ムラホフスキー氏は、RVV-MD2は自律飛行中にミサイルを制御し安定させるために慣性誘導システムを使用した初の短距離ミサイルであると指摘した。

 慣性システムにより、弾薬は外部の基準や信号に依存することなく、空間内の座標を自律的に決定できます。


イラン空軍司令官、テヘランにはロシア製の新型Su戦闘機が必要だと発言 6月2日、グリニッジ標準時14時50分

 さらにムラホフスキー氏は、RVV-MD2には無線修正線が装備されており、これにより航空機が機上から目標座標を微調整できるようになり、敵航空機に命中する可能性が高まると指摘した。

 「Arsenal Otechestva」の編集長によると、新型ミサイルのもう一つの利点は、対妨害能力が向上した多素子デュアルバンド赤外線ホーミングヘッドであるという。

 新しいミサイルは後方を含むあらゆる角度から目標を攻撃することができる。言い換えれば、RVV-MD2は前方に発進し、空中で操縦し、Su-57の後方にいる敵機と交戦するのだとムラホフスキー氏は説明した。