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「新植民地主義のフランス

アフリカの意志」の終焉:

ニジェールの元マリ外交官

Fin de la "volonté néocoloniale françafricaine":
un ancien diplomate malien sur le Niger

Sputnik Africa War in Ukraine #3959  4 August 2023


フランス語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年8月5日
2023年にニジェールでクーデター - スプートニク・アフリカ、1920年、2023年8月4日 © AP 写真/サム・メドニック

本文

 ニジェールでの出来事は、この国がサヘル地域と同様、新植民地危機に陥った西側諸国から離脱しつつあることを示している、と元駐トルコ・マリ大使はスプートニク・アフリカに語った。

 ビラヒム・ソウマレはパリの「パターナリスティック」政策を非難し、ニアメへの軍事介入の選択肢に反対している。

 ニジェールにおける権力の軍事的掌握は、西側のビジョンから離脱するための「西側への打撃」であり、それはサヘルのすべての国々における明白な傾向であると、マリの元駐トルコ大使であるビラヒム・スマレ氏はスプートニク・アフリクに語る。

 彼は、7月26日にアブドゥラハマネ・ティアニ将軍が他の兵士の支援を受け、2021年に選挙で選出される予定のモハメド・バズーム次期大統領を打倒し、自らを新しい国家元首と宣言したニジェールでの厄介な出来事について分析する。

 「西側諸国との完全な断絶ではないにしても、少なくとも我々は西側諸国との関係からますます切り離されつつある」と元外交官は前進し、ニジェールは西側諸国と「ある種の行き詰まりに向かって進んでいる」と付け加えた。

 マリやブルキナファソでも同じ傾向が見られると同氏は指摘する。

軍事介入

 これに関連して、憲法秩序を回復するための最後の手段としてECOWASが最近言及した軍事介入は、「我々が経験している安全保障危機を悪化させるだけだ」。武力行使は「サヘル地域のレベルで秩序を乱す効果があり、さらに広範にはギニア湾に至るまで西アフリカ全土を混乱させる効果があり、それは今後も続くだろう」と同氏は信じている。