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クロアチア大統領;

ウクライナの民族主義を批判

「ナチスと大差ない」

Sputnik 日本
 War in Ukraine #3554 1 June
2023

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年6月2日
2023年6月1日, 11:26 (更新: 2023年6月1日, 11:36)クロアチア大統領がウクライナの民族主義を批判、「ナチスと大差ない」 - Sputnik 日本, 1920, 01.06.2023 © AP Photo / Markus Schreiber

本文

 クロアチアのゾラン・ミラノビッチ大統領は「ウクライナに栄光あれ!」という民族主義的挨拶の使用に反対した。クロアチア・ラジオ・テレビが報じた。

 現地メディアは次のように大統領の発言を引用している。

 「『備えよ、故郷のために!』(クロアチアの民族主義者らが使用、公には禁止)と『ウクライナに栄光あれ!』の間に差はない。西ウクライナの最もラディカルなショービニストらの挨拶であるが、彼らはナチスと協力し、数千人のポーランド人、ユダヤ人を殺害した。殺せるだけ殺した」

 また、ミラノビッチ大統領はウクライナのスローガン、「ウクライナに栄光あれ!英雄たちに栄光あれ!」をナチス・ドイツの挨拶「ハイル・ヒトラー!ジーク・ハイル!」(ヒトラー万歳!勝利万歳!)にたとえ、クロアチア国内でこの挨拶を聞きたいとは思わないとも発言した。

 ウクライナ支持者の間で使用されている挨拶「ウクライナに栄光あれ!英雄たちに栄光あれ!」はナチス・ドイツの挨拶を模したものとして誕生し、1930年代末から使用されていた模様。

 また、一部の国では、特にカナダなどでは「経験が浅い」ことから、そうした挨拶に違和感を感じていないようだと皮肉を込めて指摘し、クロアチアとしてはウクライナ民族主義の表現に反対すると表明した。