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ポリチィコ;ウクライナは
新たな「マイダン」
を見るかもしれない

Ukraine may see new ‘Maidan’ – Politico
President Zelensky’s approval rating will plummet once
again after the conflict with Russia ends, a report says

RT  War on Ukraine #3307 18 April
 2023

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年4月18日
ウクライナのキーウで警察と衝突するデモ隊(2014年1月19日)© Anatoliy Stepanov / AFP

リード文
  ロシアとの紛争終結後、ゼレンスキー大統領の支持率は再び急落するとの報道がある ウクライナは新たな「マイダン」を見るかもしれない - Politico


 ※注:ポリティコ(Politico)は、政治に特化したアメリカ合衆国のニュースメディア。
  主にワシントンD.C.の議会やホワイトハウス、ロビー活動や報道機関の動向を
  取材し、テレビやインターネット、フリーペーパー、ラジオ、ポッドキャストなどの
  自社媒体を通じてコンテンツを配信している。


本文

 ウクライナ当局は、ロシアとの紛争が終結した後、2014年のキーウでの反乱に似た新たな抗議行動と深刻な政変に挑む可能性があると、ポリティコ誌がウクライナの元閣僚の話を引用して火曜に報じた。

 2014年、当時のウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ(Viktor Yanukovich)は、キーウでの「ユーロマイダン(Euromaidan9」抗議行動と武装した抗議者と機動隊との激しい衝突の中で追放された。

 「マイダンが再び起こる可能性はあるね」と、名前を伏せた関係者は言い、「戦争が大きな希望を引き起こし、人々は変化を強く求めるようになるであろう」と付け加えた。 「彼らはお金と正義、そして2014年に要求した改革の完了を求めるだろうし、それらを迅速に求めるだろう 」と、この関係者は述べている。

 ポリティコは、同誌がインタビューした野党の政治家や市民社会のリーダーたちが、ウラジミール・ゼレンスキー大統領が権力を強化し議会を迂回するために紛争を利用したという非難に直面するだろうと警告したと述べていつ。

 欧州連帯党のニコライ・クニャジツキー議員は、「我々は政府を支持し、結束を保つ必要がある」と同誌に語った。「しかし、私は自分の国の民主主義の将来が心配だ」。 リークされた米国の情報では、ロシアがドンバスの主要都市を占領する可能性が高い

  元コメディアン、俳優、テレビプロデューサーで、政治経験のないゼレンスキーは、2019年に大統領に選出された。ポリティコによると、84%という戦時中の高騰した支持率は、「存立の危機が去れば急落する 」と予想されている。

  ウクライナの世論調査会社Rating Groupによると、大統領の支持率はロシアの軍事作戦開始前に20%程度まで低下した

 専門家は、当時の世論調査の落ち込みを、ゼレンスキーの全体的な経験不足と、改革の約束を果たせなかったことに関連付けた。

 多くの西側諸国はゼレンスキーを「英雄」と称え、「必要な限り」キーウを支援すると約束したが、ケビン・マッカーシー米下院議長やロン・デサンティスフロリダ州知事など一部の人々は、ホワイトハウスがウクライナに「白紙委任」の資金提供を行ったと非難している。

 ドイツのビルド(Bild)紙は先月、ゼレンスキーがドンバスでの戦闘戦術をめぐり、ウクライナ最高司令官のヴァレリー・ザルジニー将軍と対立していると報じた。キーウは、大統領と将軍の間に対立があったことを否定した。

 1月には、当局の汚職や不始末が指摘されたため、ゼレンスキー氏は副大臣4人と地方知事5人を含む複数の高官を解雇した。ゼレンスキーの副参謀長であったキリル・ティモシェンコもスキャンダルの影響で辞任している。