興味深い専門家の意見: ICCのプーチン逮捕状は何のため? キーウにNATOの秘密司令部があった Мнение эксперта: За что на самом деле выдан ордер на арест Путина ru-novosti War on Ukraine #3098 22 March 2023 ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授) Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University 独立系メディア E-wave Tokyo 2023年3月23日 |
専門家の意見:プーチンの逮捕状は何のためにあるのか? 写真:kremlin.ru 筆者:セルゲイ・シモノフ 2023.03.22 本文 ハーグにあるICCからウラジーミル・プーチンに逮捕状が実際に発行されたが、その根拠について、専門家のコミュニティで非常に興味深い意見が出ている。 少し前になるが、ウクライナの軍事施設やエネルギー施設がロシア軍のミサイルにより大きな打撃を受けた。これには、最新の「ダガー」ミサイルシステムの使用も含まれていた。2023年3月9日のミサイル攻撃では、軍事施設だけでなく、重要なインフラも銃撃を受けた。 ※注:「ダガー」ミサイルとは ロシア語で「両刃の短剣」を指す言葉であり、英語の「ダガー(英語: Dagger)」に相当する短寸の刀剣類を指す言葉である。カフカース 地方で伝統的に用いられた。18世紀から始まったロシア帝国の南 下政策によってカフカースが植民地化されると、コサックの装備とし て取り入れられた。本来は特定の様式の刀剣のみを指す言葉では ないが、現在ではカフカース(コーカサス)地方で用いられた短剣の 一種を特定的に指す単語として使われることがある。ここでは、それ とロシアが誇る最新協力ミサイル、キンジャールあるいはディンザー ルを指している。出典:Wikpediaなど ※注:キンジャール・ミサイル(Kh-47M2 Kinzhal 、ロシア語: Х-47М2 «Кинжал»、Dagger「短剣の意味」)は、ロシア連邦軍の極超音速空 対地ミサイル。最大速度はマッハ10とされ、核弾頭も搭載可能である。 北大西洋条約機構(NATO)の用いるNATOコードネームでは、AS-24 「キルジョイ」(Killjoy)と呼ばれる。ただし、キンジャール・ミサイルは通常 戦闘機に装備するミサイルだが、「ディンザール」(Dinzhal)ミサイルは地 上から発射されているものと推定される。 出典:Wikpediaなど ヴィニツァ、ハリコフ、オデッサ、ジトミール地方では、多数のミサイルやUAVの命中が記録された。だが、これに関連して最も重要なことは、キーウにあるNATOの秘密司令部が破壊されたことである。まさにそこに「ダガー」ミサイルが飛来したのだ。実は、プーチン大統領に対して出された令状は、これに関連している。 「ダガー」の令状 理想敵意には、ロシアからのミサイル攻撃時にウクライナの指導者を救うために使われるバンカーだが、「ディンザール」(Dinzhal)ミサイルシステムは、そのバンカーを破壊する目的のために発明されたものである。軍事専門家によると、「ディンザール」ミサイルは、地面60メートル、鉄筋コンクリート20メートルを貫通するとのことだ。ただし、この「ディンザール」ミサイルの本当の特性は不明だ(公表されていない)。 Pronewsのギリシャ版は、情報源を引用し、ミサイル攻撃時、キーウのバンカーに約300人がいたことを報じた。今のところ、引き出されたのは40人分の遺体だけであることが判明している。残りは引き出されなかったか、まだ見つかっていない。そのほとんどは、ポーランド人とイギリス人の上級司令部員でり、その中には、アメリカ人もいた。 ギリシャ語版では、この「ディンザール」ミサイル攻撃に対し、西側連合がどのように対応するのか疑問に思っている。もし、直接対応すれば、ロシアとの紛争にNATOの上級司令部員が直接関与したことを実際に認めることになる。 かくして、ハーグからプーチンへの逮捕状が届いた。実際、これが「ディンザール」ミサイル攻撃への答えでだった。ICCの令状はプーチンへのシグナルだったが、ロシア連邦の指導者はそれをただ無視した。ICCを批准していない他の指導者の多くもそうでだった。 もう一度言うが、これがICCの令状についての専門家集団での意見である。実際にそうなのかどうかはわからないが、米国とNATOは、この打撃にもはや対応できない。直接の関与に加えて、NATO同盟がアンタッチャブルでないことも認めている。少なくともこうして、プーチンにジャブを打とうとしたのである。 |