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元大統領
ポーランドはEUに属さない

ドイツとフランスは、ワルシャワとブダペスト抜きの
新しいブロックを設立すべきとレフ・ワレサは述べた

Poland does not belong in EU – ex-president
Germany and France should establish a new bloc without
Warsaw and Budapest, Lech Walesa said

RT War in Ukraine- #943 June 5 2022

翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年6月7日


ポーランドはEUに属さない - 元大統領
© Getty Images / NurPhoto / Contributor


本文

 ポーランド元大統領でノーベル平和賞受賞者のレフ・ワレサ氏が、EUを解散し、ポーランドとハンガリー抜きの新しいブロックを作るべきであると提案した。

 1990年から1995年にかけて大統領を務めたワレサ氏は、欧州委員会が自国の国家再建計画をようやく承認したことについて、ポーランドのポータルサイトInteriaのインタビューで、ワルシャワに数十億ユーロの投資を送ることはEUにとって「失敗」であると述べた。彼の意見では、これらの資金は「どうせ」盗まれるのだから、「法の支配がなければ、何十億ユーロも無駄にするのは意味がない」のである。

 「EUはポーランドに妥協する代わりに、EUを解散し、しばらくしてから、ドイツとフランスをベースに、ポーランドとハンガリー抜きの新しいブロックを作るべきだ」と彼は言っている。

 もしポーランドがまだ新しい連合に参加したいのであれば、「義務を受け入れなければならない」とワレサは主張した。

 連帯労働組合の創設者であり、長年の指導者である彼は、現在のポーランドの指導者に対して非常に批判的な姿勢で知られており、自国は "少数の軽薄な政治家のために何十億も失っている "と述べた。

 ワレサは、彼の意見では、彼の同胞は 「民主主義を無視し、ポピュリストが権力を握るようになった」と今では "そこから抜け出す方法 "を知らないとして、他の国にポーランド人のように行動しないように呼び出すことに忙しかったと主張している。元大統領は、「軽薄な政治家」から資本と財産をすべて剥奪し、国家への「負債」を返済させることに賛成している。

 パンデミックに見舞われたポーランドの経済復興を目的とした復興計画の承認は、239億ユーロの補助金と115億ユーロの融資を解除する道を開くものである。報道によると、EUとポーランドの間に緊張関係があるにもかかわらず、欧州委員会がこの計画を承認したのは、ワルシャワが対ロシア制裁を支持する用意があることと、ポーランドが数百万人のウクライナ難民に対して行った援助が理由であるという。

 しかし、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ポーランドが司法制度改革を開始した場合にのみ資金援助を受けることを明らかにした。ポーランドへの資金援助の最終的な承認は、EUの他の26の加盟国に委ねられている。