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ポーランドの従業員が対ロシア制裁
の人質となることに抗議

(ビデオ切り出し写真)

Polish employees protest being hostages
of sanctions on Russia (VIDEO)

RT War in Ukraine- #937 June 4 2022

翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年6月8日


Source:Ruptly

リード文 
ポーランドの従業員が対ロシア制裁の人質となることに抗議(ビデオ)。スイスのエンジニアリング会社が、ロシアのオリガルヒとの関係からポーランドでの活動を停止せざるを得なくなった。ポーランドの従業員がロシアへの制裁の人質となることに抗議(ビデオ)



本文

 ロシアの大富豪ヴィクトール・ヴェクセルベルクとの関係を理由にスルザー・ターボ・サービスの活動を停止するという政府の決定に抗議するため、ポーランドの従業員数十人が金曜日に街頭に立った。

 ポーランドのメディアによると、同社の少数株主に課された制裁により、
一晩で約160人が収入源を失ったという。

 デモは、ワルシャワの内務省の前で行われた。デモ参加者は、「ロシア人のための制裁、ポーランド人のための制裁ではない」と唱和しているのが聞こえた。

 ヴェクセルベルクのレノヴァグループは、2018年5月現在、スイスの工業技術会社の合計48.82%を保有するTiwel Holding AGを支配している。

 4月末、マテウシュ・モラヴィエツキ首相は、「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とドミトリー・メドベージェフ前大統領との密接な関係」が疑われるとして、ヴェクセルベルクを含むロシアとベラルーシの35団体と15個人に対する制裁を導入した。


Source:Ruptly


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Source:Ruptly

 これらの組織や個人に関連するポーランド国内の資産は、その後凍結された。すべての銀行口座が停止されたため、ルブリンとワルシャワにあるスルザー・ターボ・サービスのポーランド支店2社は、従業員への支払い、債務の決済、契約の履行ができなくなった。

 「ポーランドの制裁は、スルザーの少数株主であるヴィクトール・ヴェクセルベルグに適用され、スルザーの2つのポーランド法人に拡大されましたが、ヴェクセルベルグはスルザーのいかなる法人も支配しておらず、スルザーにおけるすべての経済権を剥奪されています」と同社は先月、声明の中で活動停止を発表した。

 スルザーは、他の国では制裁を受けていない、それは "グローバルに事業を展開し続けることができる "と指摘した。

 マスコミ関係者に送られたプレスリリースで、同社はポーランドの難民支援のために140万ズロチ(32万7000ドル)以上を寄付し、「ロシアのウクライナに対する侵略行為に対する立場を明確に表明した」と述べた。

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「4月10日に最後の支払いが行われ、それ以来、我々は困窮している。一方、人々は銀行から融資を受け、分割払いをし、保育園や幼稚園の費用を支払わなければならない。結局のところ、私たちは何かで生活しなければならないのです」と、金曜日に抗議行動に参加した同社の従業員の1人がGazeta Wyborczaに語った。

 抗議者たちは、ポーランド政府も、米国とスイスに本社を置くスルザー社のオーナーも、「政治的な理由で」こうした問題から自分たちを切り離したのだと不満を漏らす。

 彼らは、「私たちを放置している」と言った。

 ウクライナでのロシアの軍事攻撃と欧米諸国によるモスクワへの制裁によって引き起こされた経済、食糧、エネルギーの危機は、すでにスペイン、イラン、モロッコなど数カ国で大規模な抗議行動を引き起こしている。