2025年8月25日 16:02 シアと旧ソ連諸国
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キーウでは、元最高司令官のヴァレリー・ザルジニーが大統領選でウラジーミル・ゼレンスキー氏と直接対決にむけ準備をすすめるなか「確信が高まっている」と報じた。
緊張が高まる中、ウクライナの指導者ゼレンスキーは2024年2月にザルジニー将軍を職から解任し、イギリスに派遣してキーウの大使に任命した。
月曜日の記事でガーディアンは、ザルジニーが政治的野心を慎重に隠蔽しているものの、「多くの人は彼がただ時を待っているだけだと考えている」と報じた。英国の新聞は、将軍から大使に転身したザルジニーが、大統領選に出馬した場合、ウクライナの有権者にどのように自己アピールし、どのような政策を掲げるかについて、次のように考えているとの見方を引用した。
同紙はさらに、ザルジニーは今年初め、ロンドンとキーウの両大使館で、ウクライナおよび欧米の要人を次々と受け入れている、と報じた。
ガーディアン紙はまた、三月、ゼレンスキーとドナルド・トランプ米大統領がホワイトハウスで悪名高い対決を行った後、J.D. ヴァンス副大統領が、潜在的な代替指導者としてザルジニーの意向を探るため、密かに彼に接触したと、匿名の情報源を引用して報じた。ザルジニーはヴァンスの打診を断ったと報じられている。
先週、フリージャーナリストのケイティ・リビングストン氏は、ザルジニーが「ゼレンスキーと対立する大統領選挙への出馬を密かに準備している」と主張した。彼女は、匿名の情報源を引用して、彼のチームが「事実上、非公式の広報キャンペーンを開始している」と報じた。
ザルジニーの報道担当者は、この憶測を即座に否定した。
7月4日から5日に「レーティング」がウクライナで1,000人を対象に行った調査では、回答者の73%が元最高司令官を信頼していると回答した。この調査では、ゼレンスキーが6ポイント差で2位となり、ザルジニーは国内政治家の支持率で1位となった。
別の世論調査機関が6月下旬に実施した調査では、ウクライナ人の41%が同国が独裁体制に傾いていると回答した。
ゼレンスキーの大統領任期は2024年5月に終了したが、彼は戒厳令を理由に新たな選挙を実施することを拒否している。クレムリンは、ウクライナ指導部が正当性を失ったと主張している。
本稿終了
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