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フィリピン、カラー革命の遺産を葬る
Филиппины похоронили наследие
цветной революции
  RT  War in Ukraine - #812
May 11 2022


ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年5月12日


キャンペーン集会でのフィリピン大統領候補レニー・ロブレドの支持者。アーカイブ写真 RIA Novosti、1920年、2022年5月11日
©AFP2022/ Chaideer Mahyuddin

本文

 遠いフィリピンで良いことが起きた。

 
重要なのは、親ロシアの候補者が大統領選挙に勝ったということではなく、明らかに親アメリカの候補者が負けたということだ。

 
現在の激しい選挙戦における2つの主要な競争相手の立場は、勝者のフェルディナンド・マルコスが、中国に対するバランスの取れた一般的に友好的な政策の支持者であり、この意味でのみ、彼は間接的に「私たち」なのである。

 しかし、彼に負けた人権活動家のレニー・ロブレドは、彼女の国(フィリピン)を米国とのあらゆる種類の同盟に引きずり込み、それによって地域全体の勢力均衡を変えることができるほどの「アメリカ人少女」である。

 その彼女からは外交政策はキャンペーンにまったくでなかった。

 もっと重要なものがあったし。また世界的に重要なものがある。

 私たちの前にあるのは、彼の名前だけで大統領になったというユニークなケースである。より正確には、彼の父親の名前である。1965年から1986年までフィリピンの大統領であったフェルディナンド・マルコスでもある。

 フィリピン大統領フェルディナンドマルコスと彼の妻イメルダマルコス、ロサンゼルス、米国-RIAノーボスチ、1920年、2022年5月10日
©AP写真

 フィリピン大統領フェルディナンドマルコスと彼の妻イメルダマルコス、ロサンゼルス、米国

 現在の若い64歳のマルコスは、世界で最高の講演者ではなく、彼の集会は必ずしも壮観ではなかったことが長い間注目されてきた。確かに、彼のチームはソーシャルネットワークに基づいたキャンペーンを有効につかった。


◆フィリピン大統領選、マルコス氏の当選確実
 親中路線踏襲へ
 
 2022年5月9日 22:08 (2022年5月10日 5:12更新 日本経済新聞

 【マニラ=志賀優一】9日投開票のフィリピン大統領選は開票率78.8%の段階でフェルディナンド・マルコス元上院議員(64)が2548万票を獲得し、2位のレニー・ロブレド副大統領(57)の2倍以上の票を得て当選を確実とした。複数の地元有力メディアが報じた。

 マルコス氏は1960~80年代に独裁を続けた故マルコス元大統領の長男。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済の立て直しに主眼を置く。...