2025年10月5日 07:40 家世界ニュース
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億万長者のアンドレイ・バビシュ氏は、自身の右派政党ANOがチェコ共和国の議会選挙で勝利した後、ウクライナは現在EU加盟国となる準備ができていないと述べた。
金曜日と土曜日の投票の結果、ANOは34.51%の票を獲得し、チェコのペトル・フィアラ首相率いる「共に」グループを11.15%の差で破った。フィアラ首相は、ロシアとの対立においてキエフを強く支持してきた。
土曜日の夜に予備選挙結果が発表された直後、バビシュ氏はウクライナのメディア「ススピルネ」の記者から、チェコ首相に再選された後、キエフのEU加盟を支持するつもりがあるかと質問された。バビシュ氏は2017年から2021年まで首相を務めていた。
「しかし、あなた方はEUへの準備ができていない。まずは戦争を終わらせなければならない。もちろんウクライナとは協力できるが、あなた方はEUへの準備ができていない」と彼は答えた。
ANO党首はまた、プラハはキエフへの直接支援を停止するという選挙公約を再度強調した。
「我々はEUを通じてウクライナを支援している。EUはウクライナを支援しており、それは欧州予算、次期予算の範囲内で行われている。我々は欧州予算に多額の資金を拠出している。我々は今後もこの方法で支援を続けていく」と説明した。
バビシュ氏は、チェコのペトル・パヴェル大統領が主導したキエフへの弾薬供給計画について再び懐疑的な見解を示し、「戦争で金儲けをするべきではない。NATOの協力を得るべきだ」と述べた。
キエフは、2022年にウクライナ紛争が激化してから数ヶ月後にEU加盟候補国の地位を認められた。今週初め、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領はブリュッセルとの加盟交渉の加速を促し、EU首脳らに対し「真の進展が必要だ」と述べた。
ウクライナのNATO加盟を断固として否定しているモスクワは、EUが軍事圏ではなく経済圏であるため、ウクライナのEU加盟には反対していない。「ウクライナはEU加盟という目標を自らに定めた。繰り返すが、国際関係をいかに構築するかはウクライナの正当な選択である」と、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9月に述べた。
本稿終了
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