オランダ女性従軍記者報告: ウクライナのネオ・ナチズム は神話ではない! 私たちはここで、ドンバスで、MSMのプロパガンダ に騙された欧米人を覚醒させるためにいる ロシア国民に文字通り嘘をついていることを認める Dutch Journo: 'We are Here, in Donbass, to Awaken Westerners Deluded by MSM Propaganda' RT War in Ukraine -#480 April 9, 2022 翻訳:池田こみち(E-waveTokyo共同代表) 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年4月10日 |
<写真キャプション:オランダ人記者ソニア・ヴァン・デン・エンデ> © Photo : Sonja van den Ende 本文 ドンバスには欧米のジャーナリストはほんの一握りしかおらず、欧米の主要メディアは、イラク、リビア、シリアで悪用したのと同じテンプレートを使って、ウクライナ危機に関するフェイクニュースを捏造していると、オランダの独立ジャーナリスト、ソニア・ファンデンエンデは述べている。 オランダのロッテルダム出身の独立系ジャーナリスト、ソーニャ・ヴァン・デン・エンデは、ロシア軍の所属記者※としてドネツクとルガンスク人民共和国に行き、特別作戦がどのように展開されているかを自分の目で見てきた。 ※注)エムベッデッドジャーナリズムとは、 武力紛争に関与する軍隊に所属する報道記者を指す。 この用語は、ジャーナリストと軍人の間の多くの歴史的 交流に適用できまるが、2003年のイラク侵攻のメディア 報道で最初に使用されるようになった。(英文Wikipedia) 砲撃や爆発音に怯えることもなく、もう慣れた。7年前、バシャール・アル=アサド大統領の要請でロシア軍が介入し、流れが変わる数カ月前に、ファン・デン・エンデはシリアで仕事をしていた。欧米の主要メディアのシリアとウクライナの紛争に関する報道は、驚くほど似ていると彼女は言う。 「彼らは自分たちの意図を実現するために、あらゆることについて嘘をつき続けている」とヴァン・デン・エンデは言う。シリアのように、アサド大統領は「殺人者」であり、プーチン大統領は「虐殺者」である。彼らは、イラク、ベネズエラ、そして自分たちのアジェンダに従わない(他の)国々で、長年この脚本を使用してきた。しかし、彼ら(メディア)は現地にいるわけでもなく、判断することはできない。欧米のジャーナリストはほんの一握りしかここにいない。グラハム・フィリップス、パトリック・ランカスター、アンヌ=ロール・ボネル、そして私です。」と。 しかし、このオランダ人ジャーナリストによれば、これだけが平行線というわけでもない。スネークアイランドのデマ、ザポロジエ原子力発電所へのロシアの「攻撃」疑惑の誇大広告、マリウポルの病院へのロシアの「攻撃」という今では否定されている話、最近のブチャの挑発など、キエフの偽報告と「偽旗」作戦に注意を向けているのである。ヴァン・デン・エンデは、ジハード主義者の偽旗やホワイトヘルメットの演出した「ガス攻撃」に酷似していると言う。彼女は(ウクライナでの一連の偽情報について)特に、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト、シーモア・ハーシュを含む調査記者によって論破された2017年4月4日のイドリブのカン・シェイクフンでの化学挑発を思い起こす。 「ブチャでも同じことが起こった」と、オランダ人ジャーナリストは言う。 「多くの目撃者が、ロシア軍は3月30日に撤退したと言っている。4月1日に入ったウクライナ軍も、路上に死体があることは報告しなかった。西側メディアによると、これは4月3日に起こったことだ。また、死体にはロシア軍の証である白い腕章がついていた、兵士はそれをつけている、というのが証拠だ。では、兵士がロシア系ウクライナ人を殺しているのか?まさか」 <写真キャプション> オランダ人ジャーナリスト、ソニア・ヴァン・デン・エンデ、ドネツクにて © Photo : Sonja van den Ende ■ウクライナのネオ・ナチズムは神話ではない ヴァン・デン・エンデはドンバスを旅しながら、多くのウクライナ市民と話をした。彼女によると、ほぼ全員が、ロシア語を禁止し、多くの文化的・国内的人権を奪ったキエフ政府を非難していた。 「私が話した人々の大半は、(ロシアの)特別作戦が始まったことをとても喜んでいました」と、このオランダ人ジャーナリストは言う。「もちろん、暴力や戦争を望む人はいないが、彼らはすでに8年間、ウクライナ軍による戦争、殺戮、破壊に苦しめられてきたのだ。一番ひどかったのは、正規軍と一緒に戦っていたナチスの大隊だ。」と。 ウクライナのネオ・ナチズムは神話ではないと、ヴァン・デン・エンデは強調する。2016年と2017年にウクライナの港町オデッサを訪れたとき、彼女はかなり以前から全国に広がっているファシスト感情に気づいた。実は、ウクライナのナチズムは第二次世界大戦中からあったと、オランダ人ジャーナリストは言う。 ステパン・バンデラの思想的後継者であるウクライナ民族主義者組織(OUN)、第14SS義勇軍師団「ガリシア」、ナハティガル大隊はソ連時代に地下に潜ったのだ。しかし、長い年月を経て、これらの勢力は、米国、英国、EUがウクライナを不安定にするために利用し、再び生きているのだ、と彼女は言う。以前は、西側の地政学的アクターが、アサドを失脚させるためにイスラム教徒を利用したのと同じようなものだと、ジャーナリストは付け加えた。 ヴァン・デン・エンデによれば、2014年にウクライナでクーデターを起こした後、少数派のネオナチが権力を握り、8年間、主に東部をナチス式の非常に悪質で残酷な方法で恐怖に陥れてきたのだという。 <写真キャプション> ロシア軍によるドンバスでの人道的支援物資の配給 © Photo : Sonja van den Ende ■ようやく守られた感がある 西側諸国は、ウクライナの村や町に与えたすべての損害をロシアのせいにしようとし続けている。しかし、東ウクライナの目撃者によると、市民地域の破壊のほとんどは、撤退するウクライナ軍と悪名高いアゾフ大隊を含むネオナチの編成によって引き起こされたものだと、オランダのジャーナリストは言う。民間施設を盾にしたことに加え、ウクライナ軍は撤退してロシア軍に譲り渡した陣地を無差別に砲撃したとされる。 ヴァン・デン・エンデは、ドネツク人民共和国のヴォルノヴァハにある病院が砲撃されたことを説明し、次のように述べた。空からの爆撃ではなく、手榴弾やロケット弾で攻撃されたと、ヴォルノヴァハの住民の話を引き合いに出して言うのだ。 「西側はロシア軍によって爆撃されたと主張していますが、ある女性が私に言ったように、彼女は生涯そこで働き、病院に陣取ったウクライナ(軍)が施設と病院の隣にあった彼女の家を砲撃し破壊したと言っています。」 オランダ人ジャーナリストによると、東ウクライナ人はロシア軍から非常に良い扱いを受けており、ほとんどの場所で定期的に人道的支援を受けているとのことです。しかも、地元の人たちは、ようやく守られていると感じている、と彼女は付け加えた。 ウクライナ軍とネオナチの大隊、ロシアに支援されたDPRとLPRの民兵との激しい戦闘で、多くの家屋が破壊された。しかし、ドンバスの人々はあきらめてはいない、とジャーナリストは強調する。 ある女性が言ったように、『私たちは強い、私たちの子供や孫のために、平和のために再建することができる』のです。」と。 <写真キャプション> ロシア軍によるドンバスでの人道的支援物資の配給 © Photo : Sonja van den Ende ■ロシアは情報戦争に負けているのか? ロシアは西側との情報戦に負けている、と指摘する人もいる。西側のビッグメディアマシーンはビッグテックの支援を受けて日夜活動しているが、西側諸国ではロシアのほとんどの報道機関が検閲されるか、完全に沈黙しているのである。 「ロシアは情報戦に完全に負けているわけではない」とヴァン・デン・エンデは主張する。「まだ眠っていて、日々フェイクニュースや作り話にさらされている大多数の西洋人を目覚めさせるのは、一握りの西洋人である私たち次第だと思います。」 そもそも、この紛争は欧米の政治家によって煽られていることを念頭に置くべきだと、オランダのジャーナリストは言う。彼女によれば、西側諸国はシリアでも同じことをしたが、その戦争にはほとんど負けたという。 世界は変化しており、西側の体制は、出現しつつある多極化した世界秩序とまだ折り合いをつけていない、とヴァン・デン・エンデは言う。ロシアのプーチン大統領は、2007年のミュンヘン演説で、この変化の始まりについて概説しているという。しかし、一極集中が永久に終わらないことは明白になってきている。 |