エントランスへはここをクリック   

NATO訓練で米軍V-22
オスプレイ墜落
ロシア国境付近で演習中
ノルウェーで、海兵隊機墜落

RT Ukraina-War#222
 Mar 18, 2022

ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
  独立系メディア E-wave Tokyo 2022年3月19日


NATOの訓練で米軍機が墜落 © US Marine Corps / Lance Cpl.

本文

 北極圏でのNATO演習「コールドレスポンス」中に、4人が乗った米海兵隊の航空機がノルウェー北部で行方不明になったことを、ノルウェー軍が金曜日、確認した。墜落現場の可能性があり、救助隊は悪天候のため陸路で現場に向かおうとしている。

 V-22オスプレイは訓練中で、現地時間の金曜日午後6時にボドのフォルスバレー空軍基地に着陸する予定だったと、ノルウェー軍は声明で発表した。最後に確認された場所は、ノールランド州の山脈であるSaltfjelletであった。

 現地時間午後6時30分までに捜索と救助活動が開始され、午後9時17分、ベイアーンのGråtådalenで「空から発見された」とオスロの軍部は付け加えた。しかし、悪天候のため、地元の警察や救助隊が陸路で現場に派遣されている。

 この地域は吹雪で、風もかなり強く、強まっている。救助隊のスポークスマンであるトーマス・リンゲン氏は、VG紙に次のように語っている。「天候が私たちに不利になっている。」

 しかし、リンゲン氏は、「関心領域」は道路からそれほど離れていないため、救助隊がそこに到達するのは「それなりに容易」であることを望んでいると述べた。

 米国海兵隊によると、金曜日は、ノルウェーが主催し、「険しい地形と極寒の気候を伴う厳しい北極圏の環境下で」同盟軍の能力と協力を試すために企画された大規模なNATO演習、コールドレスポンス2020の最終日となるはずだった。

 米海兵隊、陸軍、海軍、空軍から約1500人の米軍が参加し、他のNATO8カ国と「パートナー国」から計1万5000人の軍も参加する予定だった。

 チルトローターのベル・ボーイング社製V-22は、ヘリコプターのように離着陸しながら、飛行機のように飛行できるユニークな設計の航空機である。しかし、その分、操縦は難しい。開発中、この機種は4回の墜落事故を起こし、30人の死者を出した。2007年にV-22が就航してからは、主に海兵隊とアメリカ空軍によって運用され、7回の墜落でさらに12人が亡くなっている。