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ロシアのX-32巡航ミサイルに
無力なウクライナの防空手段

Украинская ПВО оказалась бессильна
против российских крылатых ракет Х-32

Vesti War in Ukraine #1842 31 Oct 2022

ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年11月8日

写真:Sergey Lysenko、russianplanes.net

本文

 「空母キラー」と呼ばれるロシアの巡航ミサイルが、特殊な軍事作戦で高精度の攻撃を行うために使用されている。いずれもウクライナ軍(AFU)の防空システムで迎撃されることはなかった。

 RIA Novosti通信は情報源を引用して、ウクライナでの特別作戦で超音速のX-32巡航ミサイルを使用したと記述している。

 2016年にロシア軍に就役したこのミサイルは、新型と呼べるものである。ロシア空軍は、X-32が開発された近代化爆撃機Tu-22M3Mをまだ受け取ってさえいない。旧改造のTu-22M3機数機は、この弾薬を使用できるように特別に再装備された。

 特殊作戦の過程で、Kh-32ミサイルはウクライナの軍事インフラを複数回にわたって攻撃した。戦闘状態では、この弾薬が精密誘導兵器であることが確認された。また、ウクライナの防空システムは、そのようなミサイルを1発も迎撃することができなかった。

 このミサイルは水上艦を破壊するために設計され、空母群の防空システムを貫通することができる。

 この弾薬の最高速度は極超音速に近く、ミサイルは1,000キロメートル離れた目標に命中させることができる。X-32は、水上艦艇だけでなく、地上の小型目標に対しても同等の効果を発揮することが、戦闘用途で実証されている。

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