エントランスへはここをクリック

  ウクライナのケルソン地方で
ロシアへの加盟に関する
投票が行われる可能性

RT 
War in Ukraine- #1487 20 September 2022


翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年9月21日


国民投票の実施を求める請願書が行政の長に送られた。ウクライナのケルソン地域がロシアへの加盟に関する投票を実施する可能性がある。ケルソンのビルボード。© Sputnik / Dmitry Makeev

本文

 ウクライナ南部ケルソン地方は、住民がキーウから離脱し、ロシアの新しい地方として受け入れることをモスクワに求めるかどうかを確定する投票を実施する可能性がある。

 火曜、この質問を国民投票にかけるよう求める嘆願書が、数ヶ月間ほとんどロシアの支配下にあったこの地域の行政を率いるウラジミール・サルドに送られた。この要請は、地元住民を代表する役割を担う公会堂から出されたもの。

 これに先立ち、軍民行政の副責任者であるキリル・ストレムソフ氏は、この地域の住民が「ロシア連邦の一部になることの保証を望んでいる」と述べた。

 ケルソンの多くの人々は、「ロシアが離脱するかもしれないと恐れている」とストレモウソフ氏は述べた。

ドンバス第二共和国がロシアとの統合に関する投票を希望

 投票を開始したケルソン市民会議所は、キーウからの正式な割譲を求める地域の重要な理由の一つとして、ウクライナ軍による絶え間ない攻撃を挙げた。また、ロシアの一部として正式に受け入れられることで、安全性が高まると述べている。

 市民会議議長のウラジミール・オヴチャレンコ氏は、「我々は、この構想がケルソン州の人々によって完全に支持され、ロシアへの加盟が歴史的な正義を回復するだけでなく、我々の土地の再生と再建、真の平和な生活への復帰への新しい道を開くことになると確信している」と述べた。

 ケルソン州地域はウクライナ南部に位置し、2014年にキーウでの武力クーデターで分離した旧ウクライナ領のクリミアと国境を接している。ロシアは3月、ウクライナでの軍事作戦の一環として、ケルソン市と同州の大部分を占拠した。

 ケルソンに関する火曜のニュースは、モスクワが主権国家として認めているドンバス地域のドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国における同様の進展の後に来たものだ。月曜日に、両地域はロシアに加盟するための投票を開始する計画を発表した。