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ロシアからの撤退を計画している
外国企業の数が明らかに

ドイツ企業の4%、日本企業の3%のみが、
ロシアでの事業をすべて停止すると回

Number of foreign businesses planning to leave Russia revealed
Only 4% of German and 3% of Japanese firms say they
will cease all operations in the country

RT  War in Ukraine- #1075 June 27 2022


翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年6月28日


ロシアからの撤退を計画している外国企業の数が明らかになった
© Getty Images / Alexander Nemenov


本文

 2月下旬に開始された隣国ウクライナでのモスクワの軍事作戦に対し、ロシアでの全事業の完全停止を希望するドイツと日本の企業はごく一部と報じられている。

 日曜にロシア・ドイツ商工会議所が発表した最新の数字によると、かつて制裁を受けた国で営業していた調査対象の会員企業1050社のうち、撤退を希望する企業はわずか4%だった。

 「残りの企業は、何の変化もなく市場での活動を継続するか、新しいプロジェクトを部分的に放棄するか、構造を変えるかのどちらかを計画している」とビジネスロビーは述べている。

 日本企業のうち、ウクライナでの出来事を受けてロシアから撤退したいと答えたのは3%未満だったと、共同通信は同日未明に報じた。

 同メディアが引用した帝国データバンクの分析によると、かなりの数の日本企業がロシア市場からの撤退に慎重で、その多くは将来的な復帰を期待して事業を中断しているに過ぎないとのことだ。

 
エール大学経営大学院が世界の主要企業約1300社を対象に行った世論調査をもとに分析したところ、ロシアで仕事をしていた日本企業168社のうち、6月19日の時点でロシアでの仕事を完全にやめることを決めたのはわずか4社(2.4%)だったという。

 ロシアでは、ウクライナ攻防戦をめぐり欧米諸国がモスクワに課した未曾有の制裁により、さまざまな業界から国際企業が大量に流出する事態が始まった。