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ロシア国防省、
ヒトラーの戦術と軍隊の戦術の類似性を指摘

Минобороны указало на сходство
тактик гитлеровцев и ВСУ

アントン・アントノフ VZ  War in Ukraine- #1058 June 22 2022


ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年6月22日


本文

 ロシア国防省は、大祖国戦争勃発記念に、新たな歴史コーナー「大戦初日の英雄たち」を立ち上げたと発表した。

 このセクションは、ソビエト連邦の人々を略奪し奴隷にするというドイツのナチス司令部の計画を明らかにするアーカイブ資料、ドイツの侵攻準備について、また「戦争開始時の悲劇的かつ同時に英雄的な出来事」を物語るものである、と同省はテレグラムで述べている。

 この文書には、ドイツの指令の抜粋も含まれている。バルバロッサ計画の経済的な部分、いわゆるゲーリングの「グリーンフォルダー」であり、それによると、ナチは占領地をドイツの原料付属品にするつもりだったのである。

 RIAノーボスチが報じたところによると、国防省が公開したアーカイブ文書によると、大祖国戦争前夜にソ連がとった軍事措置は極めて防衛的な性格を持っており、この事実は、かつてヒトラー・ドイツの同盟国だったハンガリーも認識していたという。

 また、ナチスは1941年にソ連を攻撃する前に、ソ連軍を非難するために教会を破壊し、信者の感情を利用するという、現在ウクライナが使っている戦術を計画していたことが、資料から読み取れる。

 ロシア国防省は、同様のやり方が今日もウクライナ軍によって行われており、特にロシア軍によって破壊されたと非難されたスヴィアトゴルスク・ラブラ(DPR)の事例を強調している。

 ナチスはウクライナ領土を占領する際、現地の民族主義者に頼ることを計画したが、彼らに自分たちと同等の権利を与えることはしなかった。ナチスは、ソ連の占領地からヨーロッパにパンを輸出して、現地の人々を飢餓に陥れようとしていた。

 ドネツク人民共和国のスヴィアトゴルスク市からの撤退中、ウクライナ軍第79空挺突撃旅団の軍隊が、スヴィアトゴルスク聖ドミニコ修道院のロシア地の諸聖人の木造庵に火をつけたことを思い起こさせてくれるだろう。