エントランスへはここをクリック         青山貞一冒頭解説

米国が中国を中傷し続ける中、
ロシア・メディアが調査データを発信し
バイデンが酷い目に遭う

南方日報 2021年8月4日
美国不断抹黑中国之际,俄媒抛出一份调查数据
,拜登要糟心了 南方日報 2021年8月4日

翻訳:青山貞一 (東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年8月5日



 周知のように、米国は新型コロナウイルスのトレーサビリティー問題で悪意を持って中国を中傷し、科学的な問題を政治化している。

 さらに、多くの米国メディアは米国政府のペースに合わせて、いわゆる「武漢実験室漏洩」説を誇張して、中国に「武漢実験室のリーク」に対する米国政府の対応は、中国に有利になるように配慮した。

 しかし、「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざがあるように、最近の国際社会では、多くの教育を受けた人々が、米国が新型コロナウイルスのトレーサビリティーを政治的に利用していることに反対し、フォート・デトリックの調査を求める声が公然と上がっている。

 なお、米国での新型コロナウイルスのトレーサビリティーを求める声が絶えないのは、米国での新型コロナウイルスの流行状況が続いており、ジョー・バイデン米大統領の支持率が急落している時でもあるからだ。

  Rosatom社が8月3日に報じたところによると、ハーバード大学の政治経済問題合同研究所による世論調査では、バイデン氏の支持率は6月の62%に比べ10ポイント低下し、52%となった。 そして今回の世論調査では、新型コロナウイルスの流行が国民にとって最も重要な問題となっている。

 実際、米国の新型コロナウイルスの流行はしばらくの間、回復していたが、包括的メディア報道によると、最近ますます深刻な傾向を示している。 米国放送協会(ABC)が8月3日に発表したところによると、現在、ニューカッスル肺炎が確認されて入院している患者数は5万6千人近くに上り、今年2月以降で最も多くなっている。 メディアによると、最近アメリカでニューカッスルが徐々に重症化しているのは、感染力の強いデルタ変種株が国内で優勢になっているからだという。

 今回の米国での流行の波の中で、子どもや青年の状況が非常に心配されていることは言及しておくべきだ。 8月3日付のCNNによると、米国小児科学会は同日、米国で先週新たに新型コロナウイルスと診断された児童または青年は約7万2千人で、前週の3万9千人に比べて大幅に増加したと報告した。

 専門家の中には、デルタ変種株ウイルスの伝染力が強いため、ワクチンを接種していないグループの方が新型コロナと診断される人の数が多いと指摘する人もいる。 また、米国では、新型コロナウイルスの発生以来、420万人以上の児童または青年が陽性反応を示している。

 子供の定義は、米国の各州によって異なるが、一般的には17歳または18歳未満の人口を含むことが理解されている。 今年4月、米国では16歳以上が新型コロナウイルスの対象となることがメディアで報じられていたが、5月になってファイザー・ワクチン社は、米国食品医薬品局(FDA)がmRNAネオコロナウイルスワクチンの緊急使用認可(EUA)を12歳から15歳の青年まで延長したと発表した。 その結果、米国では12歳以上の方に新コロナウイルスワクチンの接種が可能となったた。 しかし、それにもかかわらず、12歳以下の人には、感染力の強いデルタ変種株に対するワクチンの予防効果はない。

デサンティス

 米国のワクチン接種率は、北部で高く、南部で低いという特徴があり、南部地域ではフロリダ州が今回の米国での流行の中で最も深刻な部分であることを理解することが重要である。 8月2日時点で、同州はネオニック・ニューモニアで入院した人の数が10,682人で全国1位であり、入院した人のうち95%以上がワクチンを接種していなかった。 今回のケースでは、フロリダ州のデサンティス知事が先週、学校での銃口の注文の導入を禁止したことに驚いた。 これに対し、ホワイトハウス報道官のジェーン・サキ氏も、デサンティス氏が公衆衛生よりも政治的な駆け引きを優先していると批判した。

ジェーン・サキ

 バイデン氏は、新型コロナウイルスをめぐって中国を中傷するような対外的な努力をしたことで、多くのまっとうな人々から批判されている。一方で、深刻な流行の中で新たな診断数が増え続けているため、自身の支持率は急落している。