台湾の住民がワクチン不足に抗議、 当局は命よりも「台湾独立」を 優先していると指摘 レン・シュメイ 環球時報 2021年6月28日 Taiwan residents protest vaccine shortage, saying authority prioritizes ‘Taiwan independence’ over life By Leng Shumei GT 翻訳:青山貞一 (東京都市大学名誉教授) 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年6月29日 推敲中 |
写真:CFP 本文 台湾島の一部の住民は、致命的なデルタ型コロナウイルスの亜種の事例の中で、ワクチンを要求するために街頭に出た。一方、地元当局は、生命や科学よりも「台湾分離」のイデオロギーを優先し、世界のCOVID-19ワクチンの主要な供給源である中国大陸で生産された注射を阻止した。 台湾のメディアによると、台湾ではワクチンを緊急に必要としているにもかかわらず、62人の「立法委員」が台湾当局に8月末までに3,000万本の追加輸入を求める提案を却下したため、土曜日、数百人の住民が抗議行動に参加した。 抗議活動の呼びかけ人である許尚賢氏は、この抗議活動を主催し、「立法委員」に提案を拒否した理由を国民に説明するよう求めたとメディアに語っている。 参加者は「台湾はワクチンを必要としている」と書かれたプラカードを持ち、水風船や風船を投げていた。警察に登録していない「立法委員」の事務所の前では、水風船や苔玉を投げていた。 73歳のウーという男性は、警察に止められた後、「我々はワクチンを持っていない、どうしろというんだ」と叫んでいた。記者からの「どんなワクチンが欲しいのか?」 呉さんは、「アストラゼネカではなく、大陸で生産されたものも含めて何でもいい 」と答えた。 6月15日に台湾で、話題のアストラゼネカ社候補を皮切りに接種キャンペーンが始まって以来、少なくとも193人の台湾人が副反応で死亡している。人口2,300万人のこの島では現在、初回接種率は約7%となっている。 メディアの報道によると、許氏は日曜日にFacebookで、警察が公共の安全を害した疑いで自分を起訴したと述べ、自分は警察に「はめられた」と主張したという。 メディアの報道によると、民進党の「立法委員」であるLo Chih-Cheng氏は以前、本土のメーカーであるSinopharm社とSinovac社が製造したワクチンも提案の中で推奨されている生産者のリストに入っているため、提案は否定されたとメディアに説明している。 「この提案は、実際には本土で製造されたワクチンを島に密輸することを目的としています」とLo氏はメディアに語っている。 インターネット上に出回っている提案書のスクリーンショットによると、提案書はシノファームとシノバックを直接特定していないが、台湾当局に世界保健機関が認めたワクチンの購入を推奨しており、その中には大陸の2つの生産者が製造したワクチンも含まれていた。 中国社会科学院の台湾問題専門家である王建民氏は、台湾当局がCOVID-19ワクチンの世界供給量の大部分を占める本土のワクチンを絶対に受け入れないことが、島内のワクチン不足問題の鍵であると、日曜日の環球時報に語っている。 最近の世論調査では、回答者の43%が台湾の重要な問題に対処するための蔡英文氏の政策を支持していることが明らかになったが、王氏は、島内の流行が悪化していることを考えると、実に「奇妙」だと述べた。 「この現象は、島が台湾分離のイデオロギー的思考に封じ込められているため、生命や科学よりも反本土の原則を優先していることを示しています」と王は述べている。 民進党は、国民の不満の中で蔡英文の権威を守るために、島内の分離独立派メディアに資金を提供し、コントロールしてきた。流行期に大規模な集会を禁止したことも、蔡英文の権力を国民の不満から守るのに役立ったと王氏は指摘する。 蔡英文のCOVID-19の致死率は4%を超え、世界平均の約2倍であった。90以上の国と地域に広がっているCOVID-19のデルタ型については、台湾が例外になる可能性は低いため、医療やスクリーニングの能力に変化がなければ、死者数や死亡率さえも上昇し続ける可能性があると観測されている。 流行が悪化し、ワクチン不足が深刻化する中、多くの住民がワクチン接種のために大陸へ飛んでいく。 国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官によると、5月31日の時点で、不完全ではあるが統計によると、約6万2千人の台湾同胞が中国大陸でCOVID-19ワクチンの接種を受けたという。 |