日本と中国の歴史をひも解くシリーズ 日本の右翼の春の夢はまだ覚めていない? 安倍晋三の口からは美辞麗句が飛び出し、 むなしく中国とアメリカを引きずり込もうとしている 日本右翼的春秋大梦还没醒? 安倍晋三口出狂言,妄想拉中美下水 ローン・コールド・ライト 排头档案 Pai Tau Medi 2020年12月9日 中国語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授) 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年10月27日 |
安部晋三 本文 今では、2倍の体格を持つ安倍晋三氏が再び政治の場で活躍している。 彼はある集会で、我々の台湾海峡問題を指摘し、日米同盟を持ち出したこともある。 安倍首相は、首相時代よりも今の方が自由に見えるし、今は事務所がなくても、あるよりはましだ。 安倍晋三が口を出しているのは、今の日本の政治が日本社会と完全に乖離していることの表れである。 また、21世紀になっても大日本帝国を夢見ている、今の日本の右翼政治家の面白さも伝わってくる。 I. 安部家の暗い歴史 日本を理解したければ、日本の政治家たちがどのようにして生まれてきたのかを理解しなければならない。 日本の政治家として世界で最も権力を持つ安倍晋三氏には、「流血」という先祖代々の歴史がある。 安部の祖父は、安部の派閥の創始者である岸信介である。 岸信介は「満州の鬼」と呼ばれていた。 この名前の理由は、この人が疑似満州国で悪いことをたくさんしたからである。 もちろん、これは私たちの視点での話である。 日本人が彼を「満州の鬼」と呼んだのは、政治の羽目を外した政治家があえてやらないようなことをたくさんやったからだ。 岸信介は、総理大臣に相当する疑似満州国の総務次官を務めた。 彼が在任中に行ったことは、大きく分けて4つある。 1つ目は、北東部でのアヘンの大規模栽培。 疑似満州国にとって、アヘンは関税以外の最大の収入源となった。 岸信介はアヘンの密輸も行っており、軍艦で大量のアヘンを上海に運び、駐留している日本軍を通じて各地に販売していた。 彼は自由に使えるお金を使って、たくさんの悪事を働いた。 岸信介 岸信介が東北で行った2つ目の悪事は、731部隊の設置だった。 731部隊が軍事的なものであることは周知の事実だが、731部隊を設立するためには、偽満州国の官僚によるロジスティクスが必要だった。 岸信介は総務事務次官として非常に協力的で、アヘンの密輸や土地の掻き集めで得た資金を731部隊の資金に充てていたが、岸信介が集めた資金がなければ設立は困難であった。 岸信介が行った3つ目のことは、大量の開拓連隊を東北に移すことだった。 これらの連隊は、自ら開墾するのではなく、北東部の農民から大量の土地を譲り受けた。 その結果、数え切れないほどの東北の人々が家を失い、最終的には路上で餓死してしまいた。 最後は大規模な慰安所で、中国や韓国間の女性を大量に連行したことだ。 第二次世界大戦で日本は凶悪な犯罪を犯したが、そのほとんどは軍部が主導したものであり、日本の政治家は政治的な羽振りの良さに同情して、あまり多くのことをやろうとはしなかった。 そして、日本の政治家と軍部は常に対立している。 しかし、岸信介はそんなことはお構いなしに、すべての汚れ仕事をこなしていった。 戦後の日本経済は衰退の一途 岸信介が1939年に帰国して商工省事務次官となり、さらに東条英機に抜擢されて商工大臣となったのは、その実力があったからである。 岸信介はその功績を東条に認められ、東条の太平洋戦争に全面的に協力した。 中国からは石炭や穀物、東南アジアからはゴムや木材、石油などが続々と日本に流れてきた。 この時点で、満州の悪魔は日本の悪魔となり、日本軍国主義の戦争マシンが暴走したのである。 しかし、戦争が進むにつれ、日本は敗北していった。 アメリカに占領され、戦犯となった岸信介。 アメリカは日本を注視していたはずだが、国際情勢が変わったことを誰が予想しただろうか。 朝鮮戦争では、アメリカが17カ国の連合軍を引き連れて、有志にやられ、日本は冷戦の最前線になった。 次に、アメリカは日本に対する態度を変えた。 この時、アメリカは自分たちに忠誠を誓い、奉仕してくれる日本の政治家を大量に必要としていたのである。 しかし、天皇に忠誠を誓っていた右翼の政治家たちが、今度はアメリカに大いに跪くことになるとは誰が想像できただろうか。 岸信介もその一人だった。 岸信介は、その見事な膝使いで、1957年には日本の総理大臣、そして自民党総裁にまでなった。 岸信介が日本の首相になってからは、彼が米軍との太平洋戦争を全面的に支持していたとは信じられないほどである。 岸信介は、日米新安保条約の交渉に取り組んでいた。 当時、国際情勢の変化により、アメリカは日本を自由化してソ連と戦うための力をつける用意があり、新たな安全保障条約の交渉のために占領を終了した。 岸信介は、アメリカの犬になることに執念を燃やし、ソ連や中国と対決するために、さまざまな条件を次々と承諾していった。 この事件は、日本社会に大きな反響を呼んだ。 日本人はアメリカの戦車に縛られることを嫌がり、やがて大規模なデモに発展していった。 しかし、岸信介は「自分が死んでも新安保条約を交渉する」と脅し、機動隊を出して弾圧し、結果的に樺美智子を死なせてしまった。 日弁安保条約反対の第一次(1960年)の大規模なデモに発展 岸信介が東条に売り込んだのと同じように、今度はアメリカ人に売り込んでいるとも言える。 この男は、中国やソ連と戦うために、蒋介石の大陸への反撃や、台湾当局の国連加盟維持にも協力したいと考えていた。 そんな反共・反人民の彼が作った派閥に、どんな良いことがあるというのか。 第二に、なぜ日本では右翼が横行しているのか? さらに決定的なのは、日本の政治のほとんどがこのような人々によって運営されているということだ。 アメリカは、日本の軍国主義の台頭を防ぐために、日本の軍国主義文化を去勢した。 しかし、政治家については、日本を動かすのに必要だったので、アメリカは信頼を保っていた。 日本の民間人は政治に全く興味がないので、政治家は今日まで世襲制であり、投票はその人たち自身が行う。 一般の日本人は、よほどのことがない限り、政治にはまったく無関心で、静かに仕事をしている。 だからこそ、安倍晋三は台湾海峡問題に指をくわえて見ているのである。 安倍晋三は日本の政治において非常に強力な存在であり、彼がカムバックしている今、これらの右翼的なスローガンはこれ以上ないほど大きなものとなっている。 在日米軍は自衛隊よりもはるかに強力である。 このような右翼政治家の頭の中には、日本が大日本帝国の栄光を取り戻すか、アメリカの下僕であり続けるか、二つの道しかない。 しかし、どちらにしても、やらなければならないことは1つだ。それは、アメリカのエネルギーを東アジアから奪うことではない。 当時の岸信介は狂っていたし、今の安倍晋三は、アメリカとアジア太平洋諸国との対立を煽るために、口先だけで発言しているのだ。 最初はソ連に向けられたものだったが、今は中国に向けられている。 うまくいって中国とアメリカが戦争になったら、間違いなく損をすることになる。 最終的には、日本も漁業の恩恵を受けられるようになる。 挑発が失敗に終われば、日本が常にアメリカから真剣に見てもらえるようにもなる。 しかし、今は21世紀、この右翼政治家たちはまだ春の夢を見ているのだ。 中国とアメリカが本気で戦ったら、地球はまだ残っていない、なんてことは言わないでおこう。 仮に通常の戦争であっても、日本は真っ先に焦土と化してしまう。 さらに、現在、中国とアメリカ、ロシアと日本の間には大きなパワーギャップがある。 誰であろうと、日本は自由な手で戦えるほどではないだろう。 右翼の政治家の夢は続くだけだ。 著者 / ローン・コールド・ライト 総合メニュー へ |