日本と中国の歴史をひも解くシリーズ サンフランシスコで日本の中国侵略を 記憶するための映画を上映 ECNS/中国新聞網 2018年7月10日 San Francisco shows film to remember Japanese invasion of China 中国語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授) 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年11月27日 |
元慰安婦の黄有良(Huang Youliang)さん 2017年8月2日、中国南部の海南省霊水県の易易村で、自宅で過ごす元「慰安婦」の黄有良(Huang Youliang)さん。(新華社/Yang Guanyu) 総合メニュー へ 本文 中国の「慰安婦」の窮状を伝える映画が、1937年の七夕事件から81年目を記念して、週末にサンフランシスコのチャイナタウンで上映された。 この上映会は、日本軍による南京大虐殺の被害救済を求めるサンフランシスコの非営利団体「Rape of Nanking Redress Coalition」が主催したもので、無料で公開された。 ジェニファー・チャン氏は、「日本帝国軍が中国国民や他のアジア諸国の人々に与えた苦痛は、20世紀の歴史の中で最も暗い章の一つである。」と。 1937年7月7日、日本軍は北京近郊で「盧溝橋事件」とも呼ばれる事件を引き起こし、これが日本の本格的な侵略の始まりとなった。1945年まで続いた日本の占領下では、3,500万人以上の中国人が死傷した。 張さんは、この映画を中国国外で上映することで、より多くの人に歴史を知ってもらいたいと語っている。 「特に8月14日の国際慰安婦記念日には、より多くの上映会が中国国内で開催されることを願っています」と語っている。 長編映画『大寒』は、1月12日に中国全土で公開されました。アメリカで公開されるのは今回が初めてである。 この映画は、山西省のある村を舞台に、日本の侵略に対する中国人民の抵抗戦争(1931年~1945年)の間に、侵略してきた日本兵によって性的に奴隷にされた2人の若い姉妹を中心に描かれている。 この映画では、元慰安婦の窮状、被害者に与えられた悲惨な状況、そして戦時中の過去を直視しない日本の姿が描かれている。 生き残った「慰安婦」の数は減少しており、記憶の風化を心配する声もある。 今回の上映会を主催した「慰安婦問題を考える会」のリリアン・シン共同代表は、日本の右翼が「慰安婦」の歴史を修正しようとし、慰安婦たちに謝罪しようとしないことを非難した。 若者たちに、この映画を見て歴史の保存に協力してほしいと呼びかけた。 また、同団体は昨年、サンフランシスコのダウンタウンにある公園に、米国の主要都市では初めてとなる「慰安婦像」を設置することに尽力した。 関連ニュース ・フィリピン、マニラの「慰安婦」像を撤去2018-04-28 ・中国北部でまた「慰安婦」が亡くなる 総合メニュー へ |