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バイデン氏の北京五輪ボイコット
の可能性にクレムリンが反応 RT
 Kremlin reacts to Biden’s potential
Beijing Olympics boycott

RT 19 Nov, 2021

翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年11月21日

 
 

<写真キャプション:中国とロシアの国旗>ロシアは、米国が北京冬季五輪の外交的ボイコットを行う可能性があるとの報道にコメントした。ロイター通信

本文

 ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ジョー・バイデン氏が「検討中」と発表したことを受けて、2022年に中国で開催される冬季五輪を米国が外交的にボイコットする可能性については「否定的」であると述べた。

 モスクワ当局は、バイデン大統領がこの動きを「検討している」と明かし、政府の高いレベルで議論されていることを受けて、2022年2月に中国の首都・北京で開催される同大会のボイコットには否定的であると発表しました。

 金曜日にモスクワで行われた記者会見でペスコフ氏は、ワシントンポスト紙が今週、国家公務員がイベントに参加しないことを意味する外交的ボイコットの可能性があると報じたことを受け、ロシアはこのような動きを支持しないだろうと述べた。

 これは、カナダ、ノルウェー、米国の政治家が、中国によるウイグル族への人権侵害について同様の懸念を抱いていることを受けたものだ。

 米国は、1980年のモスクワオリンピックを全面的にボイコットしたことがあり、1984年のロサンゼルスオリンピックでは、東欧圏の14カ国が参加を見合わせた。

 月曜に行われたバイデン大統領と習近平国家主席との3時間半の外交対話では、ボイコットの可能性についての問題は提起されなかったと報じられている。

・詳しくはこちらを参照。:バイデン氏、中国でのオリンピックに関するコメン
トでジャーナリストを困惑させる

 北京は来年2月4日から20日の間、冬季大会のために門戸を開き、1ヶ月後の3月4日にはパラリンピック冬季大会が開催される予定となっている。

 第128回国際オリンピック委員会(IOC)総会で開催都市に選ばれたことにより、北京は2008年の夏季オリンピック・パラリンピックと来年の冬季オリンピック・
パラリンピックの両方を開催する初めての都市となる。

 北京への開催決定の投票は、44票対40票の差でカザフスタンのアルマティが敗れるなど、大接戦となった。